第三の隣人 中国朝鮮族

中国朝鮮族嫁の写真と私の中韓朝を斬る日中コラボブログです

中国のカサブランカ

2007-04-07 21:02:08 | Weblog
 古い映画をお好みの方々ならご存知かもしれないが「カサブランカ」という映画がある。第二次世界大戦中の仏領モロッコのカサブランカの「カフェ・アメリカン」には政治亡命者、反ナチの闘士、ゲシュタポ、警察署長、スパイ,犯罪者など様々な人間が出入りしている。そこでお互いに情報を取るために必死にぶつかり合う。
 今の中国朝鮮族が多く居住する延吉も若干それと似たような雰囲気があるのかもしれない。私が以前、20日間の休暇を取りこの町を訪問したのは10年も前になる。今ほど延吉は発展せず、延辺大学もぼろぼろであった。
 また、脱北者も時折目立ち、町全体が妙な雰囲気であった。
 今もそうだが当時もお互いが情報を取るため、中国・北朝鮮・韓国・日本・ロシアなどのエージェントがこの町を行き来する。そもそも国家が存在する限りは情報工作がなくなることはありえないのだ。特に六カ国協議が難航を極めている現在、自国が優位に立ちために、エージェントを派遣する。
 特にこの延吉という都市は、地勢的にも北朝鮮人が多いため、中国公安も警戒する場所である。朝鮮の諺に、「鹿が多いところには虎も騒ぐ」。
 中国の延吉のある冷麺屋は、昔はhotelであって、在日朝鮮人も一部出資していた場所である。もちろん北朝鮮もお金も出し、北朝鮮女性をウェイトレスとして派遣している。そんなきな臭い場所ではあったが韓国男性と北朝鮮女性がデュエットするなど非常にシュールな場所でもあった。
 ある朝鮮族が言うには、中国にいる北朝鮮女性はすべてスパイ要員であるため、接することはとても警戒するという。
 北朝鮮のラブソングである「口笛」は、何故か私の郷愁を呼び覚まし、その歌を手に入れるために、延吉のCD屋を走り回ることになる。



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2 コメント

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本当に (やっさん)
2007-04-11 10:04:55
延辺生活では気を使う事が多いですね。
ネット上の記事にしても、しっかりとチェックする人がいて、少し核心を突く現実的な話題を書いた時には、その後自分のブログが開かなくなるんじゃないかと心配したりしてます。

Unknown (やっさん様)
2007-04-11 19:17:28
 わたしが延吉滞在中ですと何かスクープネタはないかとかぎまわることが多いのですが、実際にスクープにあったことはなくせいぜいブログに延吉生活を書くことに留まっています。嫁はまだ延吉に行ったことがないということなので、今度来年当たり延吉に行こうと考えています。

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