空港爆発 防犯カメラ映像を解析
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空港爆発 防犯カメラ映像を解析

1月25日 11時59分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

ロシアのモスクワ郊外にある国際空港で、日本時間の24日夜、大規模な爆発が起きて、これまでに35人が死亡し、およそ130人がけがをした事件で、捜査当局は防犯カメラの映像を解析して、爆弾テロに関わった人物の特定を急いでいます。

この事件は、日本時間の24日夜10時半すぎ、モスクワ郊外のドモジェドボ国際空港の到着ターミナルで大規模な爆発が起き、これまでに35人が死亡し、およそ130人がけがをしたものです。捜査当局はテロ事件とみて捜査を開始し、防犯カメラの映像を解析して関わった人物の特定を急いでいます。国営ロシアテレビが放送した防犯カメラのものとみられる動画投稿サイトの映像によりますと、ターミナル内を利用客が行き交うなか、突然、オレンジ色の光がさく裂し、人々が逃げ出す様子がとらえられています。ロシアでは、おととし11月、モスクワからサンクトペテルブルクへ向かっていた急行列車で爆弾テロが、また去年3月にもモスクワの地下鉄の駅で連続爆弾テロが起き、いずれもイスラム武装勢力が犯行声明を出しました。捜査当局は、今回の事件がこれらと関連があるかどうかについても調べています。ドモジェドボ空港には、成田とモスクワを結ぶ日本航空の定期便も週2回運航されており、この日も爆発が起きる1時間余り前に成田からの便が到着したばかりでした。出迎えに来ていた日本人の会社員の男性は、NHKの電話取材に対し「重低音のような爆発音が聞こえ、十数人が叫びながら逃げてきた。足を引きずっている人や大量の血を浴びた人がいた」と話していました。モスクワの日本大使館などによりますと、今のところ、日本人が巻き込まれたという情報はないということです。