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【自動車産業ニュース】

トヨタ127万台リコール ノア、クラウンなどに燃料漏れの恐れ

2011年1月27日

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 トヨタ自動車は26日、エンジンの燃料パイプから燃料漏れの恐れがあるとして、ミニバン「ノア」「ヴォクシー」など16車種120万2800台のリコール(無料の回収・修理)を国土交通省に届け出た。1件のリコール届け出としては過去2番目の規模。

 同時に「クラウン」「レクサス」「マークX」の3車種でも、燃料圧力センサー取り付けに不良があったとして7万4590台のリコールを届け出。全体でのリコール台数は計127万7390台に上る。

 国交省は燃料漏れの事例を30件余り確認しているが、不具合による事故は把握していないという。

 届け出によると「ノア」「ヴォクシー」などは2000年5月〜08年10月製造が対象。燃料パイプの加工にばらつきがありパイプに薄い箇所ができ、亀裂が入る可能性がある。

 「クラウン」などでは07年8月〜09年8月製造が対象。燃料圧力センサーのネジ締め付けが不十分だったため、エンジンの振動などで燃料が漏れる恐れがある。

 搭載車種が多い排気量2000ccのエンジンを中心に不具合が見つかったため、リコール対象台数が膨らんだ。トヨタ側は27日から対象車のユーザーに電話や手紙で通知をし、ディーラーでパイプの交換やネジ締め直しなどで対応する。

 海外でも欧州、北米を中心に約42万台がリコール対象。米国では「レクサス」4車種のリコールを発表するなど、各国の制度に従って対応している。

 

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