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2011年1月26日(水) 19:20 |
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「讃岐かがり手まり」後継者育成講座
後継者不足を解消しようという取り組みです。 香川県の伝統的工芸品「讃岐かがり手まり」を後世に伝えようと、このほど後継者を育てるための養成講座がスタートしました。 讃岐かがり手まりの講習会です。
講師を務めるのは、伝統工芸士に認定されている荒木永子さんです。 讃岐かがり手まりは、香川県に江戸時代から伝わる工芸品です。 草木染めで染めた木綿の糸をつかって様々な模様を作りますが、美しい模様を作るためには熟練の技が必要です。 現在、技を引き継ぐ伝統工芸士は、荒木さんを含めて4人しかいません。 荒木さんらを中心に活動する保存会では、後継者を育てることを目的に、去年11月から養成講座を始めましたが、予想以上の応募があり、現在242人が受講しています。 受講生は、讃岐かがり手まり作りの基礎から学んでいきます。 実は、伝統工芸士になるには20年以上の経験が必要です。 そのため、受講の条件は手まりづくりの技を長く真剣に学ぶ気持ちのある人とされています。 荒木さんは、受講生の中から伝統工芸士が育ってほしいと願っています。 講座は月に一回で、費用は材料費のみです。 香川に伝わる伝統工芸を後世に伝えていきたい、その思いが養成講座を支えています。
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