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土佐弁振り込め詐欺:被害者に給付金 没収の170万円分配--地検 /高知

 土佐弁を使った振り込め詐欺事件で、高知地検は26日から被害回復給付金制度に基づき、有罪が確定した服役囚の男4人から没収した財産を被害者に返還する手続きを始める。同制度による支給は県内では初めて。

 男4人は07年9月~09年4月ごろ、高知市内の高齢者らに電話を掛け、土佐弁で話して信用させ、54人から現金計7365万5423円を振り込ませたなどとして組織的犯罪処罰法違反罪などに問われ、昨年12月までに有罪が確定した。同地検は服役囚から没収した約170万円を被害者の被害額に応じて分配する。

 同地検によると、この事件で約80人が被害に遭っているとみられ、該当者には同日付で手続き開始の通知書を送付した。該当者以外で心当たりがあるという人も、今年3月25日まで支給申請を受け付ける。事件に使われた口座などは、同地検ホームページ(http://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/kochi/kochi.shtml)で確認できる。問い合わせは、同地検被害回復給付金事務担当(088・823・6744)。【倉沢仁志】

毎日新聞 2011年1月26日 地方版

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