ボクシングの2010年プロ、アマ優秀選手表彰式が26日、東京・水道橋のホテルで行われ、2階級制覇を達成したWBC世界フェザー級王者・長谷川穂積(真正)が技能賞と年間最高試合賞の2冠を達成した。初の技能賞獲得に「今年は何も賞がもらえないと思っていたのでうれしい。最優秀賞以外の賞をもらったのは初めてでうれしい」と素直に喜んだ。
また、昨年4月のモンティエル戦が年間最高試合賞を受賞。WBCとWBO王者の事実上の王座統一戦となった一戦で、長谷川は4回TKO負けでバンタム級王座から陥落した。日本人選手が敗れた試合が最高試合賞に選ばれたのは7年ぶりのこと。
「(受賞したのは)負けた試合ですけど、ボクシングの技術、醍醐味(だいごみ)が詰まった試合だったと思う。勝ち負け関係なく選んでいただいてうれしい。意味のある受賞だと思います」と満足した様子だった。