Tue, 25 January 2011 11:00 BST | |
五輪スタジアム利用で綱引き 1/25UP
トラック残すか、サッカー専用か 【ロンドン 1月25日 時事】2012年ロンドン五輪で開閉会式や陸上競技が行われる五輪スタジアムについて、大会後の利用で綱引きが続いている。陸上のトラックを残すのか、サッカー専用に改修するのか。これが争点だ。 後利用に名乗りを上げたのはサッカーのイングランド・プレミア・リーグに属するウェスト・ハムとトッテナム。現状では、「陸上トラック存続」を掲げ、五輪スタジアムが現本拠地に近いウェスト・ハムに地元の世論や関係者の支持は傾いている。 ウェスト・ハムへの支持は、サッカー専用にしたいトッテナムへの反対の裏返しでもある。国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は「(陸上)トラックを残すのが望ましい」と話した。国際陸連のディアク会長は「陸上は五輪の花形競技だ。トラックを取り壊すことは到底受け入れられない」と、強硬に反対の姿勢を示している。 当初の案では、五輪スタジアムは陸上トラックを残して2万5000人収容に縮小し、多目的に利用するはずだった。リーディーIOC理事(英国)は「約束を尊重し、英国が信用されることが重要」とに述べ、陸上トラックを取り壊すことになれば約束違反となり、今後の国際大会の招致にも影響を及ぼすとの懸念を示した。 |
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