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取手バス襲撃:容疑者の精神鑑定へ 責任能力の有無調査

 茨城県取手市のJR取手駅西口でバスの乗客14人が無差別に切りつけられるなどした事件で、水戸地検が近く、殺人未遂容疑で逮捕された同県守谷市、無職、斎藤勇太容疑者(27)を精神鑑定するため鑑定留置を請求する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者や弁護人によると、斎藤容疑者は「子供のころからマイナス思考で自己嫌悪や劣等感が積もっていた。事件を起こして人生を終わりにしたかった」と動機を説明しているという。地検は精神鑑定で責任能力の有無を調べる。

 斎藤容疑者は先月17日に男子中学生(14)への殺人未遂容疑で現行犯逮捕され、今月6日に女子高校生(16)ら3人に対する同容疑で再逮捕された。「殺すつもりで用意した包丁で切った」と容疑を認めているという。【原田啓之、杣谷健太】

毎日新聞 2011年1月20日 19時26分

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