［事件］村木氏らからヒアリングへ　検察の在り方検討会議（2011.1.20 21:22）

　大阪地検特捜部の押収資料改（かい）竄（ざん）・犯人隠避事件を受けて設置された法相の私的諮問機関「検察の在り方検討会議」の第５回会合が２０日、法務省で開かれ、次回２７日の会合で、郵便不正事件に絡んで逮捕、起訴され、無罪が確定した厚生労働省元局長の村木厚子氏らからヒアリングを行うことを決めた。

　この日の会議では就任して初めて出席した江田五月法相が冒頭、「正義を追及するのは検察で、国民生活の一番基本的な信頼。早急に信頼回復を図る必要がある」と指摘。年度末までに有効な改革策を提言するよう求めた。

　２７日には村木さんのほか、大阪府枚方市の談合汚職事件に絡んで起訴され、無罪が確定した同市元副市長の小堀隆恒氏と、元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士からも話を聞く。