事件【衝撃事件の核心】東京・新宿の真冬の怪 排水溝から男性遺体見つかるも… 「におわない」事件性+(1/4ページ)(2010.1.11 12:00

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【衝撃事件の核心】
東京・新宿の真冬の怪 排水溝から男性遺体見つかるも… 「におわない」事件性

2010.1.11 12:00 (1/4ページ)

 東京・新宿の高層ビル街の近くにある住宅街で、排水溝の中から身元不明の男性遺体が見つかった。目立った外傷はなく、着衣に乱れがないことなどから、警視庁は「事件性をにおわせるものは今のところない」としている。過去には福島県の村で、くみ取り式トイレの便槽の中で男性が“怪死”するケースもあり、その際は「のぞき目的」とみられていた。だが、新宿の男性が遺体で見つかった経緯は不明のままだ。男性はなぜ、排水溝に入ったのか-。謎は深まっている。

暗闇から頭部 「人形みたいだけど」

 12月16日午前8時すぎ。清掃会社に勤務する男性作業員3人は、百人町3丁目付近の排水溝の掃除を始めた。排水溝は円筒状でフタがかぶせられ、底に近い側面から下水道につながる直径約20センチのパイプが出ている。作業員たちは手際よくフタを開け、底にたまった泥や、ゴミをバキュームで取り除いていった。

 作業から3時間以上たった午前11時半すぎ。「都営百人町3丁目第2アパート6号棟」前を通る小滝橋通りにある排水溝の清掃に取りかかったときだった。フタを開け、日が差し込んだほの暗い排水溝の中から突如、帽子をかぶった頭が姿を現した。

 「人形みたいなものが入っている」

 作業員は当初、こう感じたという。

 作業員が同僚2人ともう1度、“人形”を凝視すると…。

 それは人形ではなく、男性の遺体だった。前屈みの姿勢でうなだれており、着ていたシャツから若干、右肩がのぞいてみえていた。腐敗臭は感じなかったというが、後の捜査で腐敗が進んでいたことが判明する。

 作業員は同僚と現場から約150メートル離れた交番に駆け込んだ。排水溝の回りにはブルーシートが張られ、この日夕、遺体は引き上げられた。

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