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大林組660億円の赤字、ドバイ鉄道で損失

 大手ゼネコンの大林組は24日、2010年3月期の連結営業損益が660億円の赤字に転落する見通しとなったと発表した。従来予想は205億円の黒字だった。アラブ首長国連邦ドバイの大規模な無人鉄道システム「ドバイ・メトロ」の工事について、設計変更などで想定の約3倍に費用が膨らみ、損失処理をするのが要因。

 大林組が営業赤字を計上するのは1958年の上場後で初めて。売上高は従来予想の1兆5100億円から1兆3500億円に、純損益も75億円の黒字から540億円の赤字に下方修正した。

 同じくドバイ・メトロの建設に携わっている鹿島は影響を「現在精査中」と話しており、他社に影響が広がる可能性もある。

 都内で記者会見した大林組の白石達社長は「中東でのリスク管理の経験が少なかった」などと事業に甘さがあったことを認めた。業績悪化の責任を取り、今年4月から3カ月間、すべての取締役と執行役員が月額報酬の20%を返上する。

 ドバイ・メトロは中東初の無人運転ができる鉄道システムで、計画の2路線のうち「レッドライン」が2009年9月に開業した。大林組によると、ドバイ政府から駅舎の内外装などの大幅な設計変更を指示された上、資材価格高騰もあり工事費用が大きく膨らんだ。請負契約をめぐり責任範囲などで政府側と見解の相違もあったという。

 11年3月期は売上高が1兆3100億円、営業利益は265億円を予想している。(共同)

 [2010年3月24日22時23分]


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