下田雄一郎・未解決事件FILE

全国で発生した未解決事件を紹介しています。時効も許さない、風化させない、真犯人逮捕を目指すブログです。

辻出紀子さん行方不明事件(三重県)

2009-11-24 15:22:16 | Weblog
1998年11月24日夜から三重県伊勢市内の地元の観光情報を伝える地域情報雑誌記者の辻出紀子さん(当時24歳)が行方不明になっている。
 辻出さんは24日は午後11時ごろに退社し、約500メートル離れた損害保険会社駐車場で過去の取材で知り合った男性と待ち合わせをし、1時間ほど話したあと、車を残したまま行方がわからなくなった。辻出さんの車は駐車場の仕切り線を無視して無造作に停められ、ドアはロックされていた。車内から辻出さんの携帯電話や免許証、保険証の入ったショルダーバックがなくなっており、辻出さんは普段に煙草を吸わないにも関わらず、灰皿に吸いがら1本が残されていた。普段はつけたままにしておく(エンジンを切ることで自動的にスイッチを切っていた)カーステレオの電源も切られていた。
 辻出さんは身長が161センチ、体重は46キロ、髪は黒のセミロングで、左指付け根に1センチ大の火傷の跡がある。行方不明当時の服装はベージュ色のタートルネックのセーター、黒色綿スリムズボン、サイズが24センチのオレンジ色スニーカー(ニューバランス)で、縦40センチ、横50センチの濃い緑色のビニール製ショルダーバックを持っていた。
 辻出さんは入社2年目で、行方不明になる直前にタイに旅行していた。学生時代からバックパッカーをしており、ミャンマーを訪れて反政府ゲリラの支配地域で写真を撮り、それが全国紙の夕刊に掲載されたこともある。
 辻出さんと最後に会っていた男性というのは、1998年の春に取材を通じて知り合った。行方不明当日は辻出さんの携帯電話に4回連絡を入れている。男性は辻出さんと駐車場で会った後の辻出さんの消息については「辻出さんと会ったが、県道で車から降ろして以降のことは知らない」と話している。この男性はその後、別の女性に対する逮捕・監禁容疑で逮捕されたが、裁判で無罪となり、警察が逆に訴えられるなどしている。
 行方不明から3日後、辻出さん宅に不審な電話があった。母親が電話を取ると、宅配業者を名乗る男性の声で、「お宅の荷物を預かっている、直接届けたいので住所を教えてください」と言った。母親は不審に思って「こちらから連絡するので電話番号を」というと伊勢市内の局番の電話番号を教えてきた。電話番号はでたらめだったが、辻出さんが取材に関してやりとりをしたファクスの中に書かれていた携帯番号の下4桁と不審な電話で告げられた電話番号の下4桁が同じだった。
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3 コメント

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虚しい・・・ (魔人)
2010-10-24 21:41:42
最後に会っていた男性は別件で逮捕された後、『無罪になったら(辻出紀子さんの件も)全て話す』とか言っていたらしいですが、結局話さなかったらしいですね。この男が犯人か、もしくは間接的に関わっていることは明らかなわけで、証拠さえ挙げられなければ完全犯罪が出来てしまうことに虚しさを感じます。辻出さんはもう生きていない可能性が高そうですね。
失踪事件について (元新聞配達員)
2010-11-11 17:32:06
他の三重県の失踪事件に関してもそうですが情報を提供しても警察が動かないし多分、家出で片付けられ迷宮入りで終わりだと思います。
事件?家出? (名無し)
2010-11-16 06:06:20
行方不明事件に無関心な友人がこの事件の事を乱暴目的?と言っていましたが当時はこの男性の存在は公になって無かっような気がする。

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