(CNN) アップルのiPhone(アイフォーン)やiPad(アイパッド)向けのアプリケーションを配信する「App Store(アップストア)」からのダウンロード数が、このほど100億件を突破した。100億件目をダウンロードした英国の女性には電話で通知されたが、いたずら電話と思い込み、切ってしまう一幕もあった。
100億件目のアプリをダウンロードしたユーザーには、1万ドル(約82万円)分のギフト券が贈られることになっていた。
この幸運を射止めたのは、紙飛行機を作ってオフィスで飛ばすゲーム「ペーパーグライダー」をダウンロードした英国の利用者。100億件目になったのは、本人ではなく娘がダウンロードしたアプリケ―ションだった。エディ・キューiTune(アイチューンズ)担当副社長が直接電話をかけた。ところが、電話を取った本人は「興味がありません」と、受話器を置いてしまった。
この女性が同社ファンサイトに語ったところによると、娘たちに責められて事の重大さに気付き、電話をかけ直そうとしたがつながらなかった。結局2~3時間後に別の幹部から電話があったものの、「娘たちに永久に恨まれるところだった」という。
アップルは22日に100億件突破を発表した。マーケティング担当上級副社長のフィリップ・シラー氏は、「わずか2年半の間に100億件、昨年だけでも70億件という驚くべき数字を記録した」と強調し、アップストアはソフトウェアの製作や流通、販売に大変革をもたらしたと述べた。