事件海自いじめ訴訟で自殺認定 母「息子の無念晴らしたい」 国相手に重圧の5年、父は無念の病死+(1/2ページ)(2011.1.26 15:13

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海自いじめ訴訟で自殺認定 母「息子の無念晴らしたい」 国相手に重圧の5年、父は無念の病死

2011.1.26 15:13 (1/2ページ)
自殺した1等海士の母親は「息子に着せられた汚名を返上したい」と約5年間の裁判を戦ってきた=22日午後、宇都宮市内(太田明広撮影)

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自殺した1等海士の母親は「息子に着せられた汚名を返上したい」と約5年間の裁判を戦ってきた=22日午後、宇都宮市内(太田明広撮影)

 「息子に着せられた汚名を返上したい」。26日に横浜地裁で言い渡された海自護衛艦いじめ訴訟の判決。上司のいじめが乗組員の自殺の原因と判断、国と上司に賠償を命じたが、自殺した1等海士の母親(56)は5年近くに及ぶ裁判で、国を相手に日々重圧の中、戦ってきた。

 平成16年10月27日。21歳だった1等海士が東京都内の駅ホームから通過電車に飛び込み自殺した。「家族を置いて命を粗末にする子ではなかった。信じることができず、泣き崩れるより放心状態だった」と当時を振り返る。

 当初は信頼を寄せていた自衛隊に真相の究明を期待していたが、調査した警務隊から、「風俗遊びなど遊興費の借金苦でないかと考えている」との説明を受けた。「どうしても納得できなかった。何か隠されている」と不信感が高まり、提訴に踏み切った。

 残された遺書に上司の元2曹の実名を挙げて「悪徳商法みたいなお前は紙クズ以下だ」と書かれており、いじめによる自殺が明らかだった。

 裁判の中で、同僚だった現役自衛官らが「いじめによる自殺だと思う。上司は見て見ぬふりだった」との発言も得られた。

 ここまで裁判が長期化したのは、被告の国側が「国家機密に触れる」との理由で情報の公開を一貫して拒否してきたからだという。東京高裁で認められるまで約1年半も要した。「開示された情報を見ても、どこが機密だったのか。結局は裁判を延ばししたかっただけでないか」と怒りがこみ上げた。

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