今回はお金とコネにまつわる話です。先に申し上げましたとおり、中国ではお金があってもコネがなければ何もできません。たとえば私は文化財愛好家ではあるのですが、中国では知り合いがいなければ骨董屋一軒探すこともできません。こう書いても実はあまり多くのことが伝わないことも承知しています。韓国や中国そして朝鮮族社会を実体験しなければ分からないでしょう。
そこでひとつわかりやすい事例をご紹介したいと思います。私と嫁は成都へ新婚旅行に行って三国志の遺跡を楽しんだり、マーボー豆腐に舌鼓を打っていたのですが、最悪なのは中国人の現地ガイドで使い物にならないほどでした。そういうことで新婚旅行も最高というにはほど遠く、多少憤りながらも一週間旅をしていました。ところで成都といえば男は三国志ですが、女性はパンダ。パンダ命の女性も大勢います。最終日前日にパンダを見るコーナーがあったのですが、お土産屋に長く逗留したため、ガイドはパンダはみれませんとあっけらかんに言うのです。そこで嫁と嫁の仲のよい女性は泣き出してしました。
私はパンダは実はどうでもよかったのですが嫁が泣いて何もしないことはとうていできず、むちゃくちゃにその四川の漢族の男性を怒鳴りつけました。はっきりいうと、私は穏健派でいつも怒りをぶちまけるということはほとんどないのですがこのときばかりは別でした。趣旨としては女性たちにパンダを見せなさいと喫茶店中に聞こえるくらいに怒鳴りつけました。ただ彼もこれで彼も相当応えたのでしょう。どんな裏技を使ったかは、分からないのですが、なんと我々ツアー一行は朝一番でパンダを独占的に見ることができたのです。
女性陣たちはパンダを見て本当に童心に返った顔でパンダを見ていたわけですが、正直私もほっとしました。
この時私は思ったのです。よく聞く話として中国ではコネとお金があればすべてが可能という言葉はビジネス書にあるんですが、ひょっとしたら中国国家主席とも会えるのではと思いました。日本人は中国のビジネス書あるいは、嫌中本、あるいは親中本を読んでいっぱしの中国通になったと思っている方はたくさんおられます。しかし、まだまだ我々は、中国を知っているとは言いがたいでしょう。他方、中国人は日本を憎しみ国全体が反日と思い込んでいる方もいらっしゃるでしょう。さらには、中国は無限の可能性を秘めていると分析する人や中国は分裂すると判断する方もいるでしょう。韓国のような国全体が中国ほど大きくなく、民族が一律化している国であれば、早急な判断を下すことも可能ですが、中国のような国は数冊の本で理解できるほど安易なものではありません。地域や人によって様々な違いがあります。
その際、中国を語るときには好きか嫌いかということは実はあんまり関係ないのです。反中人士が中国を正確に捉えることもありますし、その逆も可能なのです。ですから私が言っていることは実は大外れということもありえます。
我々が中国を語るときはその絶対量の情報量は明らかに不足しています。私は、幸か不幸か中国朝鮮族社会に入り込んでしまったわけですが、その中国朝鮮族社会における習慣、民俗、思考などを明らかにしていくのが当ブログの役割であります。

四川省世界自然遺産九寨溝です。水中の枯れ木が透けて見えます。

四川省世界自然遺産黄龍。水が綺麗なブルーで、透けて見えます。


よろしくお願いしますm( _ _ )m
主人のお陰で赤ちゃんパンダも見れたし、パンダちゃんと写真も撮れました。
めったに怒らない主人が私のために怒ってくれたので感動しました。
そこでひとつわかりやすい事例をご紹介したいと思います。私と嫁は成都へ新婚旅行に行って三国志の遺跡を楽しんだり、マーボー豆腐に舌鼓を打っていたのですが、最悪なのは中国人の現地ガイドで使い物にならないほどでした。そういうことで新婚旅行も最高というにはほど遠く、多少憤りながらも一週間旅をしていました。ところで成都といえば男は三国志ですが、女性はパンダ。パンダ命の女性も大勢います。最終日前日にパンダを見るコーナーがあったのですが、お土産屋に長く逗留したため、ガイドはパンダはみれませんとあっけらかんに言うのです。そこで嫁と嫁の仲のよい女性は泣き出してしました。
私はパンダは実はどうでもよかったのですが嫁が泣いて何もしないことはとうていできず、むちゃくちゃにその四川の漢族の男性を怒鳴りつけました。はっきりいうと、私は穏健派でいつも怒りをぶちまけるということはほとんどないのですがこのときばかりは別でした。趣旨としては女性たちにパンダを見せなさいと喫茶店中に聞こえるくらいに怒鳴りつけました。ただ彼もこれで彼も相当応えたのでしょう。どんな裏技を使ったかは、分からないのですが、なんと我々ツアー一行は朝一番でパンダを独占的に見ることができたのです。
女性陣たちはパンダを見て本当に童心に返った顔でパンダを見ていたわけですが、正直私もほっとしました。
この時私は思ったのです。よく聞く話として中国ではコネとお金があればすべてが可能という言葉はビジネス書にあるんですが、ひょっとしたら中国国家主席とも会えるのではと思いました。日本人は中国のビジネス書あるいは、嫌中本、あるいは親中本を読んでいっぱしの中国通になったと思っている方はたくさんおられます。しかし、まだまだ我々は、中国を知っているとは言いがたいでしょう。他方、中国人は日本を憎しみ国全体が反日と思い込んでいる方もいらっしゃるでしょう。さらには、中国は無限の可能性を秘めていると分析する人や中国は分裂すると判断する方もいるでしょう。韓国のような国全体が中国ほど大きくなく、民族が一律化している国であれば、早急な判断を下すことも可能ですが、中国のような国は数冊の本で理解できるほど安易なものではありません。地域や人によって様々な違いがあります。
その際、中国を語るときには好きか嫌いかということは実はあんまり関係ないのです。反中人士が中国を正確に捉えることもありますし、その逆も可能なのです。ですから私が言っていることは実は大外れということもありえます。
我々が中国を語るときはその絶対量の情報量は明らかに不足しています。私は、幸か不幸か中国朝鮮族社会に入り込んでしまったわけですが、その中国朝鮮族社会における習慣、民俗、思考などを明らかにしていくのが当ブログの役割であります。
四川省世界自然遺産九寨溝です。水中の枯れ木が透けて見えます。
四川省世界自然遺産黄龍。水が綺麗なブルーで、透けて見えます。
よろしくお願いしますm( _ _ )m
主人のお陰で赤ちゃんパンダも見れたし、パンダちゃんと写真も撮れました。
めったに怒らない主人が私のために怒ってくれたので感動しました。
まあ、それはさておき、ホントに中国は掴み切れない。それとくらべたら朝鮮は掌にすっぽり収まるようなサイズとスケールで、コンパクトで扱いやすくわかりやすい。
以前言ったことがあるかも知れないけど、「中国ってのは、どこが中国なのか?」という疑問が私にはある。
韓国の場合、ソウルを見て韓国全体を語ることは無論可能だし、釜山を見て韓国全体を語ることも可能だ。大邱や慶州、大田などでも可能だし、韓国においては異質の存在であるはずの濟州島を見ても、可能だ。
でも中国の場合、北京を見れば中国全体を語れるのかと言えば、「中国の中の北京」を語ることは出来るかも知れないけど、北京を見ただけで中国全体を概観することは出来ない。
上海を見れば中国全体が見えるかと言えば、これもまた違う。西安を見ても、大連を見ても、瀋陽を見ても、雲南を見ても、新疆を見ても、どれも「中国」ではなく「中国の一部」である。
さらに、仮に中国全土を見尽くしたとして、それで中国全体を統括して理解することが出来るかと言えば、多分それでも無理な気がする。
韓国の反日を論っていると、どうしても中国の反日についても言及したくなる。しかし中国はその国土も人々も風俗も思考も、何もかも私にとって掴みどころも掴みようもない。
だから私は、中国を解説することは言うまでもなく、中国を理解する努力も事実上放棄しています。
確かに中国は土地も広いし、民族も多いので
中国生まれ中国育ちの私も良く分かりません。
しかし、お姉さんや主人が韓国や中国に詳しいことについては驚きました。いろいろ勉強になりました。
今後ともよろしくお願いします。
残念な気持ちは理解できますが。。。。泣くまでは!
ところで私が書く中国は、あくまで中国朝鮮族社会における中国です。私も中国全土を語ることは完全放棄しています。はっきりいうと無理じゃないかなと思っています