第三の隣人　中国朝鮮族

　先に中国では貧乏人は結婚できないということを話しましたが具体的に言うと、結婚式でかかる費用は予想外な出費がかかるというのが、現状なのです。貧しい人はどうするかというと中には、北朝鮮から飢えで苦しんでいる娘さんと結婚する場合も東北部ではちらほらと聞きます。
　普通の結婚では、まず中国では二回結婚式をやる場合もあり、これは主催者が花嫁か花婿双方で開催するためです。また、基本的には花婿側がすべて出費し、家かマンションも新婚夫婦のために、用意しなければなりません。これは基本的に花婿側が用意します。この場合の用意とは賃貸ではなく購入するのです。ただし若い花婿には、これほどのお金はないのは当然のことで、だいたい親が出すことが多いと聞いています。さらに新婚夫婦の居住する家には新しい家具も揃えなければならず、この出費もすべて花婿側が負担します。そのほか、写真代とか衣服代、または花嫁側の親には相応のお金(日本でいえば結納金みたいなものか?)も進呈しなければならず、名古屋並に費用はかかります。もちろん新婚旅行費も全額花婿側が負担します。
　この点についてはあまり漢族も朝鮮族も変わりはなく、結婚というものは人生のメインイベントであるということがご理解いただけたと思います。今、中国東北部もご多分に漏れず、一種のバブルです。日本のバブルのように結婚式に伴う義理事も相当贅沢になっています。 スバリいいますと、今、結婚費用で合計でいくらかかるかと申しますと、少なくて約30万元、つまり約480万円ほどかかります。
　私は５月に瀋陽に行き、結婚式もそこで開催する予定なのですが、出席者見込み数は約500名でかなり派手になることが予想されます。それでも私たちの結婚に伴う費用はかなり抑制しているのは、うちの嫁がかなりしっかりもので。家具はアウトレックもので揃え、指輪もチープなものとし、家も買ったわけではなく、従来住んでいるところを若干リフォームした程度で住んでいるためです。
　嫁が言うには、「結婚式を派手でやるよりもおいしい物食べたり、将来のために貯めたり、旅行に行ったほうがいい」と話しました。僕の嫁はかなり節約家でそのため、一般的な中国人としてのサンプルとしてはあまり役に立たないかもしれません。独身者の中には、こういう人はどこにいけば会えるのかと聞かれることもあるんですが、正直に言うと私にもわかりません。ただし一般論から言うと、しっかりした人にはしっかりした友達がいるのでまずはしっかりした人の友達になることが大切です。中国ではお金があっても人脈とコネがなければ何もできない国です。次号ではお金とコネにまつわる話をご紹介したいと思います。



ラン展に行ったとき、主人が買ってくれたました。チョコレートのような甘い香りがします。
花を育てるのが苦手な私に綺麗な花を咲かせてくれたのでとても嬉しいです。＊＾_＾＊
来年も綺麗に咲かせてくれたらいいな〜！




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