第三の隣人　中国朝鮮族

　題名からして変だが、うちの妻は朝鮮族に関心がない。もちろんすべての朝鮮族が自分のアイデンティティーの根幹に関わる部分に興味がないというのも変な話だが、最近の若い人は積極的に「朝鮮族とは何か」という問題へかかわりを持たない。しかし、別に嫁に対して非難しているわけではなくて、最近の日本人もやはり同様だろう。
　私が彼女と付き会う前に、いろいろと朝鮮族について嫁に聞いたのだが彼女は、何一つ答えられなかった。
　「あなた朝鮮族なのになんでそんなに物知らずなの」と言ったら、彼女は開き直って馬鹿娘だから仕方ないねと答えた。考えてみれば、日本在住の外国人が日本の伝統文化に時々異常な関心を寄せ、ガールフレンドの日本女性に聞いても全く答えられないのと同じなのかもしれない。先日、ある都内の骨董市に行ったら、ある白人の外国人が目を輝かせんばかりに日本の書画に魅入り、次々と品物を買っていく姿は少し日本人の自尊心を満足できた。
　「外国人にも日本の良さが分かるんだなあ」と感想を持った。ところで日本人が韓国の骨董書画を買いあさると逆に自尊心が痛むらしい。韓国人に朝鮮の骨董持っていますよというと、それは博物館に寄付してくださいとか、それは韓国の宝物です。韓国に返して下さいという答えが返ってくる。
　ところで私は極東三国朝鮮博物館でかなり辛口の韓国コラムを書いてきたつもりだが、私の基本精神の根幹は、親韓であり、親朝鮮族なのである。ひょっとしたら、韓国や朝鮮族に対しては当人たちよりも関心が深いのかもしれない。　



よろしくお願いしますm( _ _ )m

みんな自分の民族にはあまり関心がないと思いますが、
逆に私は日本人や日本の文化に興味があります。嫁より