第三の隣人 中国朝鮮族

中国朝鮮族嫁の写真と私の中韓朝を斬る日中コラボブログです

初プレゼントは唐辛子

2007-03-13 19:21:23 | 二人の思い出
初プレゼントは唐辛子
 彼女は当時佐世保に住んでいて私は東京在住であった。
 ある日、彼女はコンコンとmsnメッセンジャーで話しかけてきた。後に気がついたことだがこの娘は実に義理堅い。いつも会社から帰ってmsnを立ち上げると必ず先方から話しかけるのだ。
 後の話になるのだが、チャットの友人たちに旧満州で朝鮮族の女性と付き合っているんだと話したとき、やはり満州の人々は昔日本が統治したためか義理堅いのかねえと言われたことがあった。
 ところで彼女は中国国籍での朝鮮民族である。朝鮮民族のことで若干説明すると、彼らは、朝鮮半島だけではなく近隣のロシア、中国、日本に在住する跨地民族である。で何故彼らが中国に住むようになったかというと日本は当時、朝鮮半島を統治し、さらに満州国を建国したため、そこを開拓する必要があった。そこで開拓移民として日本人とともに朝鮮人も満州へ渡ったため、中国に多数の朝鮮民族が存在している。今でも延吉は巨大なコリアタウンであるし、瀋陽にも西塔という地区はコリアタウンになっており、瀋陽にも朝鮮族は少なくない人数がいる。日本の在日韓国朝鮮人との違いは国籍の付与である。
 在日韓国朝鮮人も本人が望んだことも大きいのだが、日本国籍は付与されなかっ
た。反面、中国の朝鮮民族は国籍を付与されたため、中華民族の朝鮮族という扱いになっている。
 さて話を彼女の住んでいる佐世保に戻すと、佐世保にはコリアタウンがなく、あまり、韓国料理専門店がなかった。いろいろと韓国人にご馳走してきた経験から言えるのだが朝鮮民族はやはりキムチなくして暮らせない。これはその土地にどんなに土着したとしても変わらないだろう。
 そんな彼女に不足していたのがキムチの材料である唐辛子であった。しかし日本と韓国の唐辛子は素材が違うためか地方に在住する韓国人や中国朝鮮族の留学生や社会人は、韓国製の唐辛子を手に入れることに汲々としているのだ。そんな時msnで少しここは良い唐辛子が手に入らなくて困っていますと私に愚痴っていた。そこで私は、「私は自宅がコリアタウンから近いから買ってお送りしますよ」というと最初は遠慮がちだった彼女も住所と電話番号を教えてくれた。
 その後私は韓国製唐辛子を送付したのだが、このときあまり口に出さなかったのだが、本人いわくかなり感激したらしい。確かに女性は光るプレゼントは好きでそれは実は日本人も韓国人もあまり変わりはない。しかし彼女にとっては唐辛子が何よりもうれしいプレゼントだったようだ。その理由は次回に続く。

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2 コメント

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Unknown (naoko)
2007-03-14 09:54:53
こんにちは!はじめまして
私のバイト先にも朝鮮族の留学生が何人かいます。
今まで韓国人や中国に留学に来ていた北の人とは
友人になった事があります、在日の友人もいます。
でも、彼らと良い意味で違う!と思う事が多々あります。なぜかその理由がすごく知りたいです。更新楽しみにしています。
Unknown (shinwa)
2007-03-14 22:09:52
この物語は、ある時は恋愛物語で、ある時は中国朝鮮族の姿を分かりやすく説明する話になっています。
日本では中国朝鮮族の知名度は10年前と比較して高くなったものの、まだまだ少ないといえます。日本人と中国朝鮮族がよき隣人として共生できるかどうか未知数ですがこのブログではいろいろと書いていきたいと思います。

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