第三の隣人 中国朝鮮族

中国朝鮮族嫁の写真と私の中韓朝を斬る日中コラボブログです

出会いはチャットから

2007-03-12 20:29:43 | 二人の思い出
 その日は中国にサイトがあるチャット部屋を訪問していた。当時、日中関係が決して良好とはいえない時期であった。靖国問題・教科書問題・尖閣諸島などさまざまな問題が日中の間を飛び交い、日本人のネットワーカーはその問題を答えるのに汲々としていた。
 その日も、ある中国人から靖国問題の質問が寄せられた。「靖国に位牌があることについてどう思うか」「A級戦犯が合祀されていることについてどう思うか」
 その日もやれやれと思いつつもその質問に答えていると、その三倍・四倍もの中国人が同様な質問を投げかけてくる。はっきり言うと日本人の多くはあまり靖国問題には関心もないのだが、正確に答えようとつとめる日本人は数少ないため、どうしても私に質問が集中してしまうことも事実。そこで、日本人の視点で答えようものならそれは大変なことになる。私などは何回もリーベンクイズ(日本鬼)と言われたかは数限りないほどだ。
 そんなときである。ある日、動物の名前を冠したハンドルネームを持つ女性のIDを見つけた。記憶違いでなければと思いつつ、私はその女性に声をかけた。
 「あのーすいません。あなたは確か中国朝鮮族ですよね」
 「ええそうですが」と彼女は答えると、
 私はなんの気になしに、彼女に再度話しかけた。
 「僕とmsnの友達になってくれませんか」
 「はいいいですよ」と彼女は答えた。
 彼女とは何回か対話したことがある。しかし、あまり記憶に残っていなかったのだが、中国朝鮮族の女性であることは確認していた。僕自身10年位前に中国吉林省延辺自治州を訪問して、それ以来、朝鮮族の調査をしていたため、どうしてもデータ取りのため、朝鮮族の知り合いはほしかった。それだけのことである。
篠崎令さんという作家は「妻をめとれば韓国人」という本を書いているのだが、私から見ると幾分なりとも韓国人の知り合いを持ったきっかけも少し気負っていたように思える。もっと韓国人と知り合い、結婚するにはもっと気楽でよいのではと思ったほどである。
 私と彼女の共通の知り合いに食事をした時、その知り合いが言うのは、「彼女は大当たりですよ。いい人を捕まえましたね」。
団塊の世代で多少髪の間には白いものが混じっている方がわたしにそう言った。しかし後に詳しく書くことになるが、私ははじめは学術的なデータをとるためにいろいろと彼女に聞こうとしたがその点ではまったく役に立たなかった。
 あまりにも役に立たなかったのでしばしば私は「馬鹿娘」と連発し、かんしゃくを飛ばすことになるのだった。





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