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【大相撲】

白鵬 モンゴル版国民栄誉賞受賞へ 実現なら初の親子二代

2011年1月25日 紙面から

初場所で6連覇達成から一夜明け、記者会見する白鵬。早くも春場所Vへ意欲を語る=東京・墨田区の宮城野部屋で

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 大相撲初場所で6場所連続18回目の優勝を果たした白鵬(25)=宮城野部屋=が、朝青龍と並ぶ7連覇に早くも照準を定めた。24日、東京都墨田区の同部屋で一夜明け会見を行い、「けいこに精進していけば大丈夫だと思う」と自信をみせた。白鵬はこの日、母国モンゴルから日本の国民栄誉賞に相当する「労働英雄賞」受賞の話があると明かした。父のムンフバトさんも受賞しており、親子2代の栄誉は史上初めてになる。

 「今まで頑張った証しであり、うれしい思いです」と白鵬。父のムンフバトさんは、モンゴル相撲で5連覇を含む通算6回の優勝を達成している。「ある人が言ったんですが、モンゴル相撲の大会は年1回しかない。年6場所なら6×6で36回ぐらいの価値がある。父を超えることはまだまだです」と謙虚に語った。

 既に春場所に向かう気持ちは強い。「頑張って(朝青龍関と)肩を並べたい」ときっぱり。白鵬の気持ちの中には朝青龍と連覇中に1回でも当たりたかったという。モンゴルの先輩には強い思いがあったのだ。朝青龍は昨年の初場所で優勝した後、突然引退した。白鵬はその翌場所から連覇をスタートさせた。「熱い思いがある。燃える気持ちを何か伝えたい」と言う。

 千秋楽の朝に誕生した次女に、その夜、初対面。「今の段階では誰に似ているとは言えない。鼻は高いかな。ちょっと毛深い」と笑った。妻の紗代子さんには「よく頑張ったね」とねぎらいの言葉を掛けたという。新しい家族もでき、現役最強力士がますます充実してきた。 (近藤昭和)

 

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