キャンプで気球ツアー　ソフトバンク仰天計画

　佑ちゃん人気に負けるな−。ソフトバンクが宮崎春季キャンプで、珍企画“気球ツアー”を実施することが２５日、分かった。キャンプ地の宮崎・生目の杜運動公園内でファンを乗せた気球を上げ、いつもと違った角度から選手たちの動きや風景を見てもらう。斎藤フィーバーが予想される日本ハムのキャンプ地・沖縄県に客を奪われないよう、アイデアで勝負する狙いだ。球団関係者は「１２球団初の試みではないか」と話している。

　球団によると、気球は直径１５メートルで、同公園内にある南芝生広場に置かれ、最大約２０メートルの高さまで上昇。キャンプ地が一望できるほか、メーン球場や第２球場での選手の動きなどを見渡せる。実施するのは、キャンプ中の土、日曜日と祝日の計７日間で、“フライト”は１日１０回。１回に乗ることができるのは親子１組３人までで、１日に１０組が飛行を楽しめる。無料だが、希望者は事前の応募が必要となる。

　キャンプ盛り上げの目玉づくりを目指した球団に、宮崎大気球部などが協力し、今回のプランが実現。試運転も済ませたという。近く発表する自慢の企画に「目立つと思いますよ」と胸を張る球団関係者。ホークスは集客でも日本一を狙う。