竹原市を舞台に、佐藤順一監督(50)が制作したDVDアニメ「たまゆら」が、テレビシリーズ化されることが決まった。女子高校生4人が夢を育み成長する作品は昨年11、12月に全2巻が発売され、若い男性ファンの支持を集めていた。
アニメ「美少女戦士セーラームーン」を手掛けた佐藤監督が、全国を歩いて竹原を選んだ作品。江戸時代の屋敷跡が残る町並み保存地区や、瀬戸内海をバックに走るJR呉線を美しく再現している。
アニメDVDの週間ランキングでトップ10入りし、オリジナル作品として大ヒット。竹原のNPO法人と制作に携わる松竹が協力し、声優を招いたイベントをたびたび開くなど交流も深めている。
佐藤監督は「応援してくれた方のおかげ。テレビ化で私たちが恩返ししたい」と話す。松竹によると放送局や時期、広島県内での放映は未定。
【写真説明】テレビシリーズ化が決まったアニメ「たまゆら」=(C)佐藤順一・TYA/たまゆら製作委員会
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