結婚相談所で知り合った女性6人に結婚を持ち掛け計約7240万円をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われた住所不定、無職、坂野和也被告(42)に対し、京都地裁は13日、懲役7年(求刑・同8年)を言い渡した。佐藤洋幸裁判官は「犯行は卑劣で被害も高額。結婚を夢見た相手に手玉に取られた被害者の精神的打撃は大きい」と指弾した。
判決によると、坂野被告は07年12月~09年11月、コンピューター会社の経営者と偽って36~44歳の女性に近づき、会社の運転資金などの名目で現金をだまし取った。詐取した金は主に外国為替証拠金取引に使っていた。【古屋敷尚子】
毎日新聞 2011年1月14日 1時52分