(cache) 右派系市民団体を家宅捜索 警視庁、傷害容疑で - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 右派系市民団体を家宅捜索 警視庁、傷害容疑で

     右派系市民グループ「主権回復を目指す会」が東京都内でデモをした際、メンバーの男がトラブルになった男性を暴行してけがを負わせたとして、警視庁公安部と万世橋署が、傷害容疑で東京都千代田区の同会事務所などを家宅捜索していたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。

     捜査関係者などによると、同会は「国益を損ねる反日勢力と戦う」と主張している団体。「右派系市民グループ」をめぐっては、警察庁が内外の治安情勢を分析した2010年版「治安の回顧と展望」で初めて言及するなど、捜査当局が警戒を強めている。

     捜索容疑は昨年10月17日、東京・秋葉原でデモをした際、デモ隊とトラブルになった男性に暴行し、軽傷を負わせた疑い。男性が万世橋署に被害届を出し、捜索は24日。

     捜査関係者などによると、デモは尖閣諸島付近の中国漁船衝突事件で那覇地検が中国人船長を処分保留で釈放したことなどに抗議する目的で、約200人が参加した。

     同会は和歌山県太地町のイルカ漁を批判的に取り上げた米映画「ザ・コーヴ」の公開をめぐっても、映画館前で上映に反対する活動をしている。

      【共同通信】