国際中国にステルス技術情報提供 米の元技師に禁錮32年判決2011.1.25 17:17

  • [PR]

[国際]ニュース

  • メッセ
  • 印刷

中国にステルス技術情報提供 米の元技師に禁錮32年判決

2011.1.25 17:17

 米ハワイ州の連邦裁判所は24日、巡航ミサイルをレーダーに探知されにくくするステルス能力に関する軍事情報を違法に中国政府に提供したとして、元技術者ノシル・ゴワディア被告に対し禁錮32年の判決を言い渡した。AP通信が報じた。

 APは23日、中国がこのほど開発した次世代ステルス戦闘機「殲20」について、1999年のコソボ紛争で撃墜された米軍のステルス攻撃機の技術が盗用された可能性が高いと報道。中国がなりふり構わず米国のステルス技術の獲得を目指していた様子を連日伝えた。

 ゴワディア被告は、APによると66歳。2003~05年、レーダーに捕捉されにくい巡航ミサイルの設計に必要な情報を中国政府に伝え、見返りに少なくとも11万ドル(約900万円)を受け取ったとされる。外国政府に軍事情報を提供した罪や資金洗浄などの罪に問われ、昨年8月、同裁判所の陪審が有罪評決を出していた。(共同)

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital