鹿児島県出水市の養鶏場で、死んだニワトリから、簡易検査で、鳥インフルエンザの陽性反応が確認されたということです。鹿児島県は、鳥インフルエンザに感染している疑いがあるとして、対応を検討しています。
鹿児島県によりますと、鹿児島県出水市の養鶏場で、飼育されていたニワトリ85羽が死んでいるのが見つかり、簡易検査の結果、8羽に鳥インフルエンザの陽性反応が確認されたということです。鹿児島県は、養鶏場のニワトリが鳥インフルエンザに感染している疑いがあるとして、対応を検討しています。鹿児島県は、平成21年の食用のニワトリと卵をあわせた生産額が全国1位となっています。出水市は国内最大のツルの越冬地として知られ、先月にはナベヅルから毒性の強い「H5N1」型の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。鳥インフルエンザは、去年11月に島根県の養鶏場で、今月に入ってから宮崎県の2か所の養鶏場で、相次いで発生していて、今回ウイルスが検出されれば、養鶏場で発生した鳥インフルエンザとしてはこの冬4例目となります。