NHK広島県のニュース　広島放送局

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患者が院長に灯油かける

広島市佐伯区の病院で通院している３９歳の男が院長に灯油をかけて火をつけようとしたとして、２５日、殺人未遂の疑いで逮捕されました。
男は「殺すつもりはなかった」などと、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、広島市西区観音新町に住む無職の坂井昌史容疑者（３９）です。
警察の調べによりますと坂井容疑者は、２４日の午前１０時２０分ごろ、広島市佐伯区五日市の「養神館病院」で診察を受けた際、６３歳の院長の男性に灯油をかけ、火をつけようとしたとして、殺人未遂の疑いがもたれています。
警察によりますと坂井容疑者は、診察中に、突然、ペットボトルに入れた灯油を院長の上半身にかけたうえ、ライターに火をつけて近づきましたが、院長や駆けつけた職員が押しとどめて説得すると、そのまま立ち去ったということです。
病院から相談を受けた警察は、２５日、坂井容疑者を逮捕しました。坂井容疑者はアルコール依存症で、この病院に１２月末まで入院し、その後は、通院していたということです。
警察の調べに対し、坂井容疑者は「知り合いの女性患者を早く退院させてほしいという要求はしたが、殺すつもりも、灯油をかけるつもりもなかった」と供述し、容疑を否認しているということです。

01月25日　18時31分

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