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ページの先頭へジャンプここから本文です平成23年1月5日作成 / 広報課

宮城県知事記者会見(平成23年1月4日)

2011年の年頭に当たって

◆Q
 2011年を迎えての抱負と、セントラル自動車(の新本社工場)の本格稼働についての所感を伺う。

■村井知事
 皆さん、明けましておめでとうございます。今年もどうかよろしくお願い申し上げたいと思います。

 今年の抱負、そしてセントラル自動車(の新本社工場の本格稼働について)の所感でございますが、合わせて一つにしてお答えをしたいと思います。
 今月(1月)にセントラル自動車が、そして4月には東京エレクトロン(の宮城新工場)が稼働いたします。また、それに関連するいろいろな企業が次々と操業を開始するという年になります。そういった意味で、今までの過去5年ちょっとかけてまいてまいりました種がやっと芽が出て大きく伸びる、そういう年になるような気がしております。この芽を大きく育てまして、大きな果実を作って、県民皆さんでその果実を食べられるようにしてまいりたいと思っております。

◆Q
(抱負を)何か四字熟語で(例えたものがあれば聞かせてほしい)。

■村井知事
 そういう質問が来ると大変うれしく思います。準備をしてまいりました。
 今年の四字熟語でございますが、「負減実幸(不言実行)」という形にさせていただきました。不言実行というのは、甘い言葉で人を惑わすことなく、謙虚に、そしてひたすら行動し、成果をもたらすよう努力するという意味でございます。そのような思いに立ちつつ、厳しさ、閉塞(へいそく)感が広がる昨今の情勢下、経済、消費生活、災害、教育、福祉、介護などさまざまな分野で生じている「負」の課題の軽「減」、解消を目指し、安全・安心、「幸」せを「実」感できる社会、富県宮城の実現にさらに近づく1年にしたいと考えております。迷走を続けております菅政権に対する叱咤激励も込めております。

 「負減実幸」、なかなかよく練られているのではないでしょうか。「負減実幸」、頑張ってまいりたいと思います。

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「女性と子どもの安全安心社会づくり懇談会」の初会合を終えて

◆Q
 12月27日の「女性と子どもの安全安心社会づくり懇談会」を終えての所感を伺う。

■村井知事
 何度も申し上げていますように、形式的な対策に終わることなく、実効性のある、形あるものをぜひ作ってまいりたいと考えております。もちろんこの問題は非常にナーバスな問題でもございますので、当然何かやろうとすると厳しいご批判も出てくるかもしれませんが、まずはこういった不幸な事件をなくすということを前提に、全庁的な議論を進めて検討していきたいと考えております。今のところ、まだ具体的なものは出ておりません。

◆Q
 1回目の懇談会は非公開だったため内容が分からないのだが、その中で慎重な意見も聞かれたということであった。そこについてはいかがか。

■村井知事
 全体としては県のやろうとしていることには賛意を示していただけたものと考えております。しかし、当然多くの課題も考えられるというようなご意見があったようであります。まずは、3回分意見を集約した上で、皆さまにこういう内容であったというものをしっかりと公表してまいりたいと考えております。まだ議論の途上でございますので、もう少しお時間をいただければと思います。

◆Q
 第1回の懇談会を終えて、県民から反響、意見、感想などは県庁に寄せられているか。

■村井知事
 年末年始の知事への手紙というのは、まだ私のところに届いておりません。恐らく何らかの反応はあったかと思うのですが、直接県民の皆さまから私のところにはまだ来ておりません。恐らく県庁には届いているかと思うのですが、私の手元にまだ来ていません。今日明日ぐらいには私のところに届くのではないでしょうか。

 担当課の方への連絡はちょっと分かりませんので、直接問い合わせていただければと思います。

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統一地方選挙について

◆Q
 今年は統一地方選挙の年だが、知事の統一地方選挙に対するスタンス、どういった党派に対して応援をするのかなど、今考えていることがあれば伺いたい。

■村井知事
 県議(会議員の任期)の4年間に、私の施策に共鳴し、特に非常に難しい判断をするときに理解を示してくださった議員を中心に応援をしたいと考えております。具体的には、自民党・県民会議、公明党県議団、それから無所属の吉川さんですね。この会派、そして個人の方を応援したいと思っております。

 また、中には引退なさる方もおられますので、引退する議員についてはその方の後継者がはっきりしておりましたら、その後継者は新人であっても応援したいと思っております。

 元職の方については、同じ基準で、今までしっかりと県政を支えてくださって、何らかの理由で今は現職でないという方についても応援をしたいと思っております。

◆Q
 争点について、知事が2期の途中までやってきている県政に対する評価にかかわってくると思うが、知事が思う今回の県議選の争点、こういうところを論戦してほしいというところはあるか。

■村井知事
 これはやはり村井県政に対する是非じゃないでしょうか。今、私が応援をすると言った議員の皆さんは、少なくとも4年間、全議案に賛成をしてくださった皆さんでありますので、是というスタンスで臨まれると思いますし、一部の議案を反対した方々は是々非々という姿勢で臨まれるのではないかと思いますので、そこが大きな争点になるのではないかと思います。あまり国政は関係ないんじゃないでしょうか。国政の影響もあろうかと思いますけれどもね。

 私も県議会議員(のときには)、3回選挙をやりましたけれども、あまり選挙の最中に国政のことについて語ったことはないですね。やはり当時の浅野県政に対して、私は是々非々の立場でしたので、浅野県政に対して自分はここは間違っていると思うのでこういうことを引き続き言ってまいりたいと、そして、こういう浅野県政のいいところは伸ばしていきたいということをずっと選挙中は訴えてきました。

◆Q
 民主党政権に今非常に逆風が吹いているが、そういう国政の民主党に対する批判などは県議会とは切り離して考えるべきということか。

■村井知事
 もちろん県政と国政というのは、道州制でない限りは非常に強くリンクしておりますので、切り離すことは不可能だとは思います。ただ、私の過去の経験則から言いますと、有権者の皆さん、県民の皆さんが国会議員を選ぶ基準と首長を選ぶ基準と地方議員を選ぶ基準というのは、それぞれ違うような気がしておりまして、中には国政にリンクされてそれを選択基準にする方もおられるかと思いますが、多くの県民の方は違う視点で決めるのではないかと私は思っております。

 国政で、自民党、民主党どっちが強いというのは、あまり(統一地方)選挙には結果として影響は出ないんじゃないかと思ってはいるのですけれども。

◆Q
 民主党で新人の擁立作業が随分難航しているという話だが、それについてどう見ているか。

■村井知事
 いつも言っていることです。選挙というのは選択肢が多い方が有権者の皆さまにとっていいことなんですね。従って、できるだけたくさんの候補者が出て、その中で一番自分の考え方に近いと思う方を選ぶのが、やはり選挙としてベストだと思っておりますので、そういった意味では民主党政権に非常に共鳴をする方が出るというのも私は大切なことだと思っておりまして、たくさんの候補者を擁立されるべきだと思っております。

◆Q
 擁立が難航していることについては、国政の影響が大きいととらえるか。

■村井知事
 それはあるかもしれません。

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仙台空港への格安航空会社(LCC)参入の検討について

◆Q
 宮城県が仙台空港への格安航空会社(LCC)の参入を働きかけていくという方針を考えているようだが、これについてどういうことか説明してほしい。羽田(空港)のように地理的に圧倒的な優位性のあるところと仙台空港は明らかに違うと思うが、そういう中で、来てほしいと思っても本当に来てくれるかどうかは別問題だと思うので、その辺について教えてほしい。

■村井知事
 おっしゃるとおりです。宮城県はできるだけ路線を増やしたいと思っておりますので、あらゆる選択肢、可能性を追求しております。その中にLCCというものも位置づけられているということで、LCCが来てくれるということに対しては大変ありがたいことだと思いますが、非常に価格が安くて、ほぼ満席でなければ十分採算がとれないわけでありますので、果たして可能なのかどうかということもよく考えなければならないと思います。

 また、LCCが来ることによって、既存の定期路線が減便になる、あるいは廃止になるというマイナスダメージもあろうかと思いますので、その辺をよく考えながら検討していくべきだと思っております。

 基本的な考え方としては、既存の路線を残すということは大前提として考えていかなければならないと思っておりまして、簡単に安きに流れて、結果として既存路線がなくなって、そしてLCCも採算が合わないということで撤退するということになってしまって、何もかもなくなってしまったということにはなってはいけません。そういうことにならないということを前提に、検討を進めていくということでございます。

 ただ、最初からLCCは全く無視するということではなく、そういったことも検討の中の一つに入っているという程度でございます。

◆Q
 積極的な誘致活動を今年から本格化するなど、そういう動きで今のところ決まっていることはあるか。

■村井知事
 具体的なものはまだ決まっておりません。もちろんアプローチはいろいろしていくと思います。当然、LCC以外の既存の航空会社、通常の価格の航空会社にもっと路線を増やしてほしい、あるいは便数を増やしてほしいということをお願いするのと並行して、そういったようなものも要望していくということでございます。最優先にそれに特化して、すべての力をそこに注ぎ込むということでは決してないということでございます。

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