─ 福田新首相は自民党を救えるか?中国紙が分析記事 ─
国紙・工人日報は、23日に自民党総裁に当選した福田康夫氏について、自民党を苦境から救い出し、与党と政府に対する国民の信頼を回復できるかどうかが焦点だなどとする分析記事を掲載した。
同紙によると、安倍内閣時代に噴出した「政治と金」のスキャンダルで、日本国民の信頼が失墜した他、公明党の自民党に対する信用も揺らぎ始め、日本政府と自民党は未曾有の危機に陥った。同紙は「国民の信頼回復と与党の連携強化が福田氏の大きな課題の1つだ」と指摘した。
また同紙は、福田氏の首相就任後「最も手を焼き、最も切迫した課題はテロ対策特別措置法の延長だ」とし、延長反対の民主党を説得して可決にこぎつけられるかに注目が集まっていると指摘した。(編集担当:井上雄介)
(2007/09/25(火) 12:45:48更新 サーチナ・中国情報局)
─ 「福田氏は親中国派じゃない」中国政府専門家が指摘 ─
同紙によると、福田氏の首相就任後の日中関係の動向は海外世論の注目の的だが、同氏については、靖国神社参拝しない考えを明言したため、「穏健派」あるいは「新中国派」との見方が一般的。同氏も首相就任後、対中政策は協調を重視する方針を明らかにしている。
しかし、中国国務院のシンクタンク、社会科学院の楊進博士が同紙に寄せたリポートによると「福田氏が親中国派と見るのは時期尚早。福田氏の外交理念は小泉氏と同じ」。「表明は穏やかだが、かつて記者会見で『日本も核兵器を保有できる。持ってはいけない理由はない』と公言したことを忘れてはならない」という。
リポートは「福田氏は、平和憲法改正と核兵器保有などの問題で、麻生太郎氏や前任の安倍晋三氏より更に過激。日本を戦後体制から脱却させ『正常な国』にすることが外交上の目的だ。福田氏は他の2氏より策略というものをより理解している」「福田氏は『穏健派』とのレッテルを貼られているため、小泉、安倍の両氏のような明らかなタカ派とは、ポーズと策略が異なるだけだ」など、福田氏に対し厳しい見方を示した。(編集担当:井上雄介)
(2007/09/25(火) 13:43:56更新 サーチナ・中国情報局)
─ ドラえもんのお陰?「のび太首相」に中国ブロガー大喜び ─
「ドラえもんのお陰?」「のび太が首相に」……。福田康夫氏が25日、国会で首相に指名されたことで、日記風のホームページ、ブログを営む中国のブロガーらが興奮しつつ「のび太首相」の誕生を祝っている。中国でもドラえもんは大人気だが、野比のび太の中国語名は「野比康夫」。福田氏の顔もどことなく「のび太」に似ているとの不謹慎(?)な指摘もある。
札幌市の中国人ブロガーは「ドラえもんのお陰で、のび太が71歳の高齢になって、首相に当選した。おめでとう」と喜びを隠せない様子。中国本土のブロガーは「日本はドラえもんの時代に入った。それにしても、のび太はもう71歳。首相になるまで時間が掛かったものだ」と慨嘆している。
中国本土の電子掲示板も「のび太首相」の登場に大喜び。「それしてものび太そっくり」とのび太と福田氏の写真を並べてアップする例も。「ドラえもんは見る目があった」、「官房長官はドラえもんに決まり」、「静香ちゃんもファースト・レディだね」など、思い思いの書き込みで賑わっている。
ブロガーらの多くは若者が多く、ドラえもんに親しんで育った世代。中国のネットの世界では「のび太首相」の誕生は歓迎ムードが広がっており、「のび太首相は親中派だそうだね」となどの書き込みも見られる。福田氏が中国で立候補しても議員当選は間違いなさそうだ。(編集担当:井上雄介)
(9月25日18時26分配信 サーチナ・中国情報局)
| 中国が、今回の福田康夫新首相誕生に大喜びし、歓迎ムードである。一般の中国人民がこれだけ喜び、歓迎するというのは、福田の親中国派というイメージが、そこまで浸透しているという証しでもある。俺も福田が中・韓に対しては、土下座外交の信奉者だと認識しているから、中国人が喜ぶのは理解できる。くれぐれも福田に気をつけてもらいたいのは、先の大戦と、慰安婦問題で言質をとられないことである。はっきりいって、謝罪的な発言をするべきではない。もう何度も歴代首相がしていることだし、首相がかわるたびにしていたら、無限ループだし、国民の間にも、何度、謝ればいいんだ?というフラストレーションが噴き出す。それをやってしまうと、中国や韓国に対する嫌悪感が国民のあいだで増幅し、中・韓と日本の友好を考えたら、けしてプラスではなく、マイナスの要素が大きく働いてしまう。 |
| それにしても、驚くのはサーチナ・中国情報局のレポートである。「福田氏は、平和憲法改正と核兵器保有などの問題で、麻生太郎氏や前任の安倍晋三氏より更に過激。」と断じているのである。そして、過去の福田の発言を持ち出してきた。 |
「日本も核兵器を保有できる。持ってはいけない理由はない。」
| 本当に福田が、かつての記者会見で、こんな発言をしたのだろうか?まさに青天の霹靂だ。ハト派のイメージからは、にわかに信じられない。しかし、記者会見での公の発言とレポートしている以上は、本当なのだろう。これが誤報だったら、ものすごい問題になるであろう。しかし、この発言を突かれても、福田の性格からして柳に風と、うまく受けながすだろう。安倍も首相になってから核武装論には、一切、触れなかった。当然である。国際情勢を鑑みても日本の首相がする発言としては許されないし、国民のマジョリティーも許さないだろう。 |
| さらにサーチナ・中国情報局は、「日本を戦後体制から脱却させ『正常な国』にすることが外交上の目的だ。福田氏は他の2氏より策略というものをより理解している」とレポートしているが、このレポートが的確なのかは、今後の福田政権の政策で判断するしかない。しかし、俺としては、何やら、このレポートは見当外れのような気がしてくる。ただし、福田の核武装容認発言に関しては、良い意味でも悪い意味でも、福田康夫に対するイメージが狂ってしまった。もしかしたら、福田康夫という人間を見誤ったかもしれない。いずれにしも、すべては今後の政策と振る舞いで判断させてもらう。 |
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しなくてすむなら核武装はしないで済ませたい。
破壊力が違いすぎで、後の復興が大変です。
2008/9/25(木) 午後 5:29
外交上のブラフとして使うのであれば別ですが、俺も核武装には基本的に反対です。
2008/9/26(金) 午前 1:25