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[事件]ニュース
飲酒運転摘発逃れに悪用-「奈良漬」60切れ食べなきゃ無理
2009.1.24 13:01
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一方、アルコール健康医学協会によると、例えばアルコール5%の奈良漬を食べると仮定した場合、60切れ程度(約400グラム)を食べれば、計算上は、基準値程度のアルコールを摂取したことになるという。ただ、これほど大量の奈良漬を一度に食べることはあまり現実的ではない。
警察庁交通局は「通常の摂取量なら運転能力に変化はみられない。本当に奈良漬を食べたことで逮捕された例は過去に報告もなく、実験からまず考えられない」としている。
やはり「奈良漬を食べたから」というのは、言い訳としては苦しいのだろう。埼玉県で逮捕された女は、その後の調べに「母親が営む飲食店でビールや焼酎を飲んだ」と供述を変え、千葉県で逮捕された男も、運転前に飲酒していたことを認めたという。
本場奈良漬協会に加盟する「今西本店」(奈良市上三条町)の今西泰宏社長(50)は「奈良漬をそんなに一気に食べる人はまずいない。『言い訳として通じる』というウソの情報が流れているのかもしれないが、言い逃れとして使われるのは困る」と迷惑そうに話している。
■奈良漬 白ウリなどのウリ類を中心にキュウリ、ナスなどの野菜を塩漬けにし、何度も新しい酒かすに付け込んで作る漬物で、お歳暮などに好まれる。単価が高いため出荷量は少ないが、出荷金額は漬物全体の1割を占める。奈良の漢方医・糸屋宗仙が、慶長年間(1596~1615)に創製し、徳川家康が好んだことから普及したといわれる。
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