昨年12月から京都市で開催されている『人体の不思議展』。
実際に見に行った人からは「勉強になる」「いい体験が出来た」という意見も出ているようですが、同展示の標本について厚生労働省が「法律上の「死体」に当たる」と回答していたことから、現在物議がかもされています。
これをうけてlivedoorネットリサーチが行った、「「人体の不思議展」の標本は遺体?展示物?」と題したアンケートに1700名以上から回答が寄せられているのですが、なかなか微妙な回答結果となっています。
現在のリサーチ結果は「遺体」と回答した人が52%、「展示物」と回答した人が48%という僅差。
では、回答された方の意見にはどんなものがあるのでしょうか。
・プラスティネーションというふざけた技術で仏様を冒涜してるに相違ない。
・死んでしまえば、遺体でしょう。
・問題の本質は《学術的な標本》を通り越して世界的な《見世物ビジネス》として産業として確立してる事だよ。
と、「遺体」と回答された方は「死」というものを軽んじている。または展示自体のあり方を問題にしている、という方が多かったようです。19日配信の産経新聞によると展示場では“グッズ”販売も行われているそうですので、そういった意見があるのは当然といえば当然ですね。
一方、「展示物」と回答された方の意見はどうなのでしょうか?
・ただし生前に自らの遺体を標本として献体するって意思が確認できているモノに限っての話ですよ・・・
・どのような人々が材料になったのかが問題なのでは?
・「標本」とは「展示や研究を目的として生物の遺体を使用し作製するモノ」なんだが、何か?
と、数は少ないものの一定の条件を満たしていることが前提であるという意見が殆どでした。
確かに、リアルな人体の構造を見ることが出来るというのは中々ない体験。このような展示がなければ人によっては一生目にすることもないかもしれません。そういった意味では学術的な意味は高いとも思いますが、だからといって同意のない遺体を標本にして展示をしたり、その地域で定められた手続きをクリアしなくていいということではありません。
果たして最終的にどのような判断がなされるのか注目したいところですが、この問題、23日に展示が終了してしまった後はなあなあに・・・なんてことのないように願いたいですね。
(北島要子)
・死んでしまえば、遺体でしょう。
・問題の本質は《学術的な標本》を通り越して世界的な《見世物ビジネス》として産業として確立してる事だよ。
と、「遺体」と回答された方は「死」というものを軽んじている。または展示自体のあり方を問題にしている、という方が多かったようです。19日配信の産経新聞によると展示場では“グッズ”販売も行われているそうですので、そういった意見があるのは当然といえば当然ですね。
一方、「展示物」と回答された方の意見はどうなのでしょうか?
・ただし生前に自らの遺体を標本として献体するって意思が確認できているモノに限っての話ですよ・・・
・どのような人々が材料になったのかが問題なのでは?
・「標本」とは「展示や研究を目的として生物の遺体を使用し作製するモノ」なんだが、何か?
と、数は少ないものの一定の条件を満たしていることが前提であるという意見が殆どでした。
確かに、リアルな人体の構造を見ることが出来るというのは中々ない体験。このような展示がなければ人によっては一生目にすることもないかもしれません。そういった意味では学術的な意味は高いとも思いますが、だからといって同意のない遺体を標本にして展示をしたり、その地域で定められた手続きをクリアしなくていいということではありません。
果たして最終的にどのような判断がなされるのか注目したいところですが、この問題、23日に展示が終了してしまった後はなあなあに・・・なんてことのないように願いたいですね。
(北島要子)
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