「WBA世界Sバンタム級タイトルマッチ」(31日、有明コロシアム)
挑戦者・下田昭文(帝拳)が変幻自在のボクシングでベルトを奪取する。24日、東京・神楽坂の帝拳ジムで公開スパーリングを行い、万全の仕上がりぶりを見せた。王者・李冽理(横浜光)は、アウトボクシング、インファイトの両スタイルを使いこなす技巧派だが「どちらにも対応出来る。自信はある」と力強く語った。
今試合は当初、ダブル世界戦として10日に行われる予定だった。だが、もう一方のWBA世界スーパーフェザー級タイトル戦で、挑戦者が変更したため31日に延期となった。このアクシデントも下田は前向きにとらえている。「より多く練習が出来た。自分にとってはいいほうに動いている」と笑顔を見せた。
この日までに過去最多の199ラウンドのスパーリングを消化した。すでに王者のスタイルも分析済みで「100%勝つ。1月31日のために人生かけてやってきた」と絶対の自信を見せた。また葛西トレーナーは「下田は150%のデキ。表情も今までにないほど引き締まっている」と太鼓判を押した。