国の制度悪用し、失業救済金約2,850万円詐取 元暴力団組員の男ら6人を逮捕
国の制度を悪用し、失業救済金およそ2,850万円をだまし取った疑いで、警察は、元暴力団組員の男ら6人を逮捕した。
詐欺の疑いで逮捕された元指定暴力団・山口組系幹部の小西 裕容疑者(50)ら6人は、2010年5月、川崎市の独立行政法人「労働者健康福祉機構」から、およそ2,850万円をだまし取った疑いが持たれている。
小西容疑者らは、倒産企業の従業員に対する未払い賃金を国が肩代わりする制度を悪用し、ペーパーカンパニーを計画的に倒産させたあと、未払い賃金の立て替え払いを請求し、不正に引き出していたという。
神奈川県警は、不正に引き出した金が暴力団の資金源になっていたとみて、この事件に関与したとみられる指定暴力団・稲川会系組員らの逮捕状を取り、行方を追っている。
(01/25 12:46)