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【大リーグ】

イチロー、神戸自主トレ打ち上げ 煩悩を振り払う108スイング

2011年1月24日 紙面から

神戸での自主トレを、108スイングで打ち上げたイチロー

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 煩悩を振り払う108スイングで打ち上げ!! マリナーズ・イチロー外野手(37)が23日、1月中の神戸スカイマークスタジアムでの自主トレを切り上げた。フリー打撃では、108スイング中、3連発を含む計21本のサク越えを披露。慣れ親しんだ神戸の空気を存分に吸い込んだイチローは11年連続200安打へ向け、何ら死角は見当たらない。

 「パァーン!」。乾いた音とともに打球が右翼席スタンドに次々と突き刺さる。オリックス・後藤、坪井と交代で臨んだ練習最後を締めくくるフリー打撃。イチローが心地よくバットを振り続けていく。スイング数が多くなるにつれ、テンションも一気に上昇。球場に偶然顔を見せたオリックス・高代ヘッドコーチは「音が違う。イチローが打っている時は見なくても音を聞いていれば分かるよ」と、うならせる打球を連発した。

 約1時間、快音を放ち続けたスイング数はしっかり意識していたのか、煩悩を振り払う108振り。21本のサク越えを披露した。イチローが練習を手伝うスタッフに「ありがとうございました」と声を掛けたところで、慣れ親しんだ神戸での自主トレは終了。この日は報道陣にコメントを残すことなく引き揚げたが精神面、体調面に関しては申し分ない。

 年明けから日本ハム・斎藤について「あの雰囲気はなかなか出ない」と佑ちゃんにベタボレ発言したかと思えば、古巣から出たスター候補生のT−岡田にT−バック着用を指令するなど存分に話題を提供。もちろん自身の調整段階に関しても例年通りだ。年明けからすでに100メートル近い遠投を見せるなど自慢の強肩も健在。今後は都内でCM撮影などをこなしながら自主トレを続け、2月中旬に渡米する予定だ。前人未到の11年連続200本安打へ−。イチローが万全の態勢を整え、突き進んでいく。 (中谷秀樹)

◆自主トレ語録

 ▼1月5日(始動日。合同自主トレ志願したオリックスのT−岡田に)「スライディングパンツの下にTバックをはくぐらいのちゃめっ気がほしい。すでに(T−岡田に)言ってますから。で、それを受けての(合同自主トレ)『お願いします』だから、きっとはいてくるはず。黒ね、色は。試合用だから」

 ▼同日(日ハムの斎藤佑樹について)「高校のときから全然違ってたから人間として興味があるね。あの雰囲気はなかなか出ない。僕なんて何言っても嫌みに聞こえるけど、(斎藤は)何言ったってそう聞こえないというのはすごい」

 ▼同日(元同僚でリハビリ中の阪神・城島について)「釣りに行ってるから大丈夫じゃないの? 大丈夫でしょ、そんなの、と思いますけど。これで釣りに行ってなきゃ、ヤバいですよね。これはなかなかちょっと、シビアな状況なんだろうな、と」

 ▼18日(合同自主トレしたオリックス・坪井に)「51番、付けてほしいね。実現しないでしょうけどね」

 ▼22日(合同自主トレしたT−岡田のフリー打撃に)「ビックリしたね。日本人にはいないよね。2年前と全然違うよ。自信がみなぎってる。Tバック? 練習だからもうそういうお遊びはしない」

 

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