【小沢】藤井官房副長官の発言の真意は?
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藤井官房副長官、旧自由党の15億円「知らない」「法律的に問題ない」
藤井裕久官房副長官は24日の記者会見で、自由党幹事長時代だった平成14年の1年間で、政治資金収支報告書上、党の組織活動費15億2千万円が藤井氏あてに支出された問題について「そういう事実はまったく知らない」と述べた。
野党側は通常国会で追及する構えだが、藤井氏は「私が知らないと(国会で)答えるのでは聞く方も意味がないのではないか」と述べた。
藤井氏は「そこの中に、仮に政党交付金が入っていても、法律的に問題ないというのも事実だ」と述べた。
藤井氏は昨年7月の産経新聞のインタビューに、この15億円余について「まったく知らなかった。どう使われたかも知りようがない」と自分の関与を否定していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110124-00000573-san-pol
藤井裕久氏が健康上の理由から財務大臣を辞め、政治的には既に過去の人となっていたのに、菅首相は今回の内閣改造人事で藤井氏を官房副長官に抜擢した。
この狙いと真意について当初は増税路線をひた走る菅首相にとっては、財務相出身で財務大臣経験者である藤井氏の力を必要としたのではと評されてきた。
しかし、今回のこの発言を聞くと、実は狙いはそれだけではなく、藤井氏の口からから改めて小沢一郎に関する「政治とカネ」の問題を語らせようとしているのではないか?
そのようにも推察される動きが出てきました。自由党の幹事長であった藤井氏が党から支出された15億円もの資金を全く知らないとここでまた発言した。
これは当然自由党党首であった小沢一郎の責任問題に発展してきます。この資金がどこから、本当は誰に支出されたものなのか?そのことに関して小沢の説明責任は免れません。
15億円もの資金が闇から闇へと消えて行った可能性も含めて、これは徹底的に調査しなければなりません。ここでもう一度この問題を振り返って見たいと思います。
【小沢の指令で大々的な証拠隠滅作戦】、この2010年1月15日のエントリーを紹介しながら、この事件を振り返って見ることにします。
先ず2009年西松事件で東京地検特捜部が小沢の政治団体に捜査を開始すると小沢本人から「チェリス(陸山会の別事務所が置いてあった都内のマンション)にある書類を隠せ」と支持があり、書類を運び出した。
金沢氏によると、特捜部が陸山会事務所を捜索した昨年3月3日、石川氏から「小沢氏から『チュリス(陸山会事務所が入る都内のマンション)でまずいものを隠せ』と指示があった。手伝ってほしい」と電話を受け、勤務先の札幌市から上京し、同日夜に石川氏と合流した。
石川氏は「隠せるものは隠したが、自分の衆院議員会館事務所も捜索が入るかもしれない」と話し、翌4日に石川氏の事務所に出向き、鹿島や西松建設などゼネコン関係の名刺や資料を黒いナイロン製のボストンバッグに詰め込んだという。バッグは一度松木謙公民主党衆院議員の事務所に預けたことも明らかにした。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/
100114/stt1001141117001-n1.htm
小沢も相当焦っていたのでしょう。何せこの金沢敬元秘書の証言によれば「小沢先生と秘書全員が逮捕されてしまう」ほどの書類であったというのですから、ゼネコンからの巨額なヤミ献金に関するものであったことは言うまでもないでしょう。
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この翌日余りにもタイミングの良すぎる火災が起きました。それを次に見ていくことにします。
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ところで、この翌日(昨年3月4日)に民主党の藤井裕久前財務相の秘書だった木村賢太郎県議の事務所が燃えている事件があり、それとの関連が俄然注目されることになりました。
「市民の台所」として市内の飲食店や小売業者が業務用食材などを買い求めていた 相模原綜合卸売市場(相模原市東淵野辺四丁目)で四日夜に起きた火災は、同市場の 約千平方メートルのH棟が全焼し、市場関係者に落胆の色が濃くにじんだ。
不況のさなかの被災に「再建できるのか」との声も漏れた。火災は四日午後十時五十分ごろ発生し、店舗兼事務所を兼ねた同棟が全焼した。
場長によると、同棟は二階には市場事務所や民主党県第14区総支部や県議会議員事務所など 五つ事務所、一階には鮮魚店など八店が入居。四日は市場の定休日で、一階の食料品店では 翌日の仕事に備えて女性従業員(63)が店舗内で仮眠していた。「パチパチとした音で目覚めたら、 壁が燃えていた。火勢が強く、靴も履かずに夢中で外へ飛び出した」などと振り返る。
この建物で鮮魚店を営む男性(57)によると、建物は少なくとも築三十年は経過しているという。 男性は「店舗が密集しているので火の気には注意していたが、残念。魚を保管していたので 手痛い損害」と落胆した表情で話した。
鮮魚を仕入れている料理店の男性店主(33)は、「五日の分の食材は別な市場などで賄い、 今後もそれが続くだろう。早く復旧してほしい」と話す。
事務所が焼けた本村賢太郎県議は次期衆議院選挙への立候補を表明している。 出火当時、現場の事務所で選挙準備の作業などに当たっていた男性秘書(35)は 「後援会の名簿など書類は別な場所に予備を保管しているので無事だったが、 最近の書類などは無くなってしまった。影響は大きい」と話した。
現場は、JR横浜線古淵駅から約六百メートル離れた住宅と店舗が並ぶ一角。
http://www.kanaloco.jp/localnews/
entry/entryivmar09031/
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この火災事件で藤井裕久氏は何かを知っていた可能性が大です。藤井氏の精神状態はこの辺りからかなりおかしくなってきたと証言している人が多い。
すなわち仕事がまだ終わらない内から酒を飲み始め、その飲み方と言うのがビールに焼酎を入れるバクダン酒と言われるものを飲む。まるで早く酔いたいというような乱暴な飲み方であった。尤もその前からワンカップを常に飲んではいたが、その量が極端に増えたのが、この頃からと言われています。
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3月4日
藤井裕久の個人事務所でもあった木村賢太郎事務所全焼
「後援会名簿は無事だが、他の書類は燃えてもう無い」
これって、小沢が藤井氏に証拠隠滅を指示。或いは小沢が書類の在処を知った上で何ものかに指示ということだって考えられるのではないか?
いやいや恐ろしい展開となって来ました。そう言えば藤井氏の昨年末の顔は何かに怯えたように、生気がなかったと証言する人が多い。
相当ヤバイことになっているという自覚を本人は思っていたのでしょうね。なぜ急に辞めるなどと言い出したのか、この辺りに深い事情が隠されているのではないか。
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以前、このように書きましたが、この間の事情を藤井氏が国会で話をする可能性も出て来たと思います。藤井氏がある親しい政治家に小沢との確執を語った際に、<小沢に引導を渡す覚悟があるように>感じられたとの噂が永田町には流れています。
小沢の側近として尽くしてきた人物は次々に切られて来ました。そのような人物の中でもおそらくは小沢の致命的な部分を握っていると思われる藤井氏の言動には今後目が離せなくなりました。 ←ブログランキング応援クリックお願いします。