Mitsuba's Diary

カクテル 決して誰かを傷つけない日記でありたい。でも、言葉は難しいから、気がついた人は教えてください。

砂時計日常のできごとのなかでも、命の問題・心の問題・医療の問題・教育の問題・犯罪の問題・性差別・民族差別等について書いています。

砂時計特に、民族差別と女性問題の立場から、関東大震災における朝鮮人虐殺・戦時性暴力の史実は許可を取って多くの資料を掲載しています。よければ、過去の日記もごらんください。



マイク誹謗中傷等いやがらせ行為についてマイク
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自らが誹謗中傷等の加害行為をして、あるいは加害者と親交があって、事実を事実として加害を追及し批判する私の日記およびコメントに、傷ついたと言われても、それには責任を負いかねます。

コメント日記およびコメント文の無断転用をお断りします。


2005年12月07日

『ナヌムの家 絵画・写真展』・・走り書き

『ナヌムの家 絵画・写真展』を東京の最終日に観た。前日の3日に春庭さんが観賞されて、日記で詳しい報告を書いてくださっている。

絵は多くが、絵葉書やナヌムのホームページの写真で見なれたものだったが、やはり原画に触れて、心をうたれるものが大きかった。いのリ長崎さんが、長崎へも来ないかなーとおっしゃってくださっている。2006年も日本のあちこちで開催できるといい。ナヌム本館の絵がお留守になってしまうのは申し訳ないと思うけれど・・。

資料で見たことがなくて、衝撃的だったのは日本軍に大勢の少女たちが焼かれている絵であった。戦争では、そんなことは珍しくないのであろうけれど、侵略した国の少女を強制連行して強姦し、叛逆したり、都合が悪くなれば焼き殺してしまうという残虐さを思うと、60余年間ハルモニ達の心を侵食している『恨』が響いてくる。それは、年月をへて、昇華されたものではあるけれど・・。

写真展には、大学時代から、日本の侵略と植民地支配に関心をもち、新聞社勤務をへて、今は日本軍『慰安婦』歴史館研究員の写真家、矢島宰さん撮影の、ハルモニ達の写真が展示されていた。それぞれ年輪を秘めて凛として美しい。なかでも李玉善さんの黒いロングドレスに帽子を被って木陰にたたずむフルショットが、深い心を語っているようで、とても印象的だった。

同時開催の『ウリ・ハンメ展』もハルモニ達に親しく触れるような珍しい造型展であった。『ウリ・ハンメ』は私達のおばあさん、と言う意味だそうだ。『慰安婦』のハルモニではなく、親しい存在としてのハルモニ達に触れてほしいと、韓国の許英さんが制作したスポンジでできたハルモニ達の大きな顔の群像展である。石膏のように冷たくなくて、暖かく、そっと触れたくなるような感触の顔である。東京初公開であった。

2006年も日本のどこかで巡回展が開催されるようだったら、また、予告したい。

コメント

近所の小6の子に個人的に社会を教えている。サッカーの試合で中国や韓国の人々の日本に対する過剰な反応には気づいているので、その辺の事情を話し合っていくようにしています。日本教育で社会科の先生には大きな使命があると思うのですが、現実は社会科はとても軽んじられています。社会科ぐらいは誰でも教えられると、暇な教頭が担当しているなどの話を聞くとあまりに哀しいです。

  • 投稿者:annry
  • 2005-12-07 08:29

私も『ナヌムの家 絵画・写真展』、この目で見たかったです。 飛行機に乗れるようになったら、韓国にだって行ける! そう思いました。
戦争を知らない私も来年には60歳になります。 そう思うとあの戦争は、まだ古い時代に起きたことではないとも思います。 傷を放置したままの日本政府は、まだ戦争は現在進行形なんだ、とも思います。

annryさん、そうですね〜塾なども、受験問題ができればいいという対応が多いですね。たいてい文系・理系で分けて2教科を担当しますから、受験で学んだだけの人が、一夜づけで教えているのを耳にします。学校は免許だけは重んじますから、中学以上は専門の人だとは思いますが、小学校はもともと何でも教えますからね〜。社会科は教える人と教え方が問われますね。私は、歴史を消された特殊な世代ですので、特にそう思います。

  • 投稿者:mitsuba
  • 2005-12-07 13:06

chiyoisozakiさん、ナヌムの絵画展、また巡回すると思います。横浜辺りで開催されるといいですね。〜そのうち韓国へも行けますよね。私も金さんとの約束を気にしています。彼の問題も、重大なものがあります。ごいっしょできるといいですね〜。

  • 投稿者:mitsuba
  • 2005-12-07 13:15

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