噂話を放置してはいけない
テーマ:社長業
経営者は悪質な噂話を放置してはいけない。
と過去の経験から考えてます。
会社組織(特に上場企業)の風評被害は、
多方面、大人数に及び、被害は甚大です。
株主価値の毀損、株価下落、採用への悪影響、
顧客離れ、社内の士気低下、、
以前にも書きました
が、重責を負う企業に対し、
ネット上に気軽に根も葉もない噂話を書いたり
広めたりする個人はあまりにも不用意だと思います。
匿名の掲示板やブログのコメントなどでも逮捕例が
出ていますが、twitterでは自分の実名を名乗って
同業者の悪口を書いている人も見受けられます。
「根も葉もない噂話はほっておくのが一番」
という人もいるし、私も以前はそう思ってましたが、
噂話は放置すれば自己目的化し、予言と化す
恐れがあります。
対応するのも馬鹿らしいような嘘の噂話も、
まことしやかに人から人へと伝えられて、
話がだんだん大きくなって変化して、
大勢の人を巻き込んでいき、
みんなが信じているという理由で世の真実となり、
真実なんだからという理由で被害が広がり、
途中で気がついて否定してもそのメッセージを
広まった噂以上に伝えるのは不可能です。
そうなる前に早い段階でできる限りの
手を尽くさなければなりません。
風評被害は昔からあった犯罪ですが、
過去の社会と現在が違うのは、
・ネットで噂が広がるスピードや規模が大きくなった
・捉えどころがなかった噂話も、ネット上ならログが残り捉えどころができた
これは大きな変化であって、
風評被害に対する企業の対応も変わっていくべき
だと思います。
今まで余程目に余るもの以外は耐えてましたが、
今後は法務対応を徹底的に強化します。
1 ■無題
噂も真実から、生まれれば怖いですよね。