時事通信社は24日、同日未明に配信したノルディックスキー・ジャンプのワールドカップ(W杯)に関する記事が共同通信社の記事を盗用したものだったと明らかにし、共同通信に謝罪した。
時事通信によると、執筆者は運動部の男性記者で、記事を写したと認めた。記事は「葛西、今季最高の5位」の見出しで、共同通信が配信したことを示す原稿末尾の「(共同)」を含めて配信。表現も酷似していたため盗用が発覚した。
時事通信の谷定文取締役編集局長は「今回の行為はメディアの倫理に反するものです。今後は記者教育を徹底し、再発防止を図ります」との談話を発表した。
▽奥野知秀・共同通信社編集局長の話 記事が盗用されたことは遺憾。時事通信社からこの問題の説明を受けて了解した。
毎日新聞 2011年1月24日 19時51分