ニュース番組のゼロを見ていたら、いきなり麻原彰晃の四女の特集が組まれていた。おおっ、これは見なくっちゃなるまい。麻原の四女ということは、アーチャリーではないのだな。この四女、思春期になって様々な社会との軋轢にあう。大学は全て入学拒否された筈だし、オウム追及の第一人者である江川昭子が後見人になったこともあるようだ。

まともな働き口は全て断られ、水商売か風俗業しか雇ってくれなかったようである。コレを差別というか、仕方のない反応と見るかは意見が分かれるところかもしれない。オウム事件は日本犯罪史の中で、一連の日本赤軍事件と並んで特筆されるべき事件だ。

彼女はこれから先も麻原彰晃こと松本智津夫の娘として生きなくてはならない。自殺を考え、遺書を書き、発狂を願っての日常だったようだ。彼女に罪はないが、大変に厳しい人生であったようだし、これから先も彼女は「麻原の娘」という十字架を背負って生きることになる。麻原の娘には、そうなるだけの力があるのだ。

テレビで、滝本太郎弁護士が四女の力になっていることに、たまごどんはジーンと来た。滝本弁護士は坂本弁護士の親友であり、オウム教団を追い詰めた立役者だ。そして、彼らにサリンで命を狙われた弁護士でもある。いわば仇の娘の味方をする行動に、滝本さんの本物ぶりが出ているように感じます。