ボランティア団体「なにわ一芸一座」の座長に就任した喜味こいし=大阪・笑穴亭(09年4月7日)
“いとこい”の愛称で親しまれた兄弟漫才コンビ「夢路いとし・喜味こいし」の喜味こいし(きみ・こいし、本名・篠原勲=しのはら・いさお)さんが23日午後1時38分、肺がんのため大阪市内の病院で死去した。83歳。しゃべくり漫才の最高峰として活躍し“漫才の教科書”とも呼ばれる存在だった。2003年に実兄の夢路いとしさん(享年78)が亡くなってからは一人で活動。古典落語のように語り継がれる名作漫才を数多く残し、昭和の名漫才師が旅立った。
(2011年1月23日)
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