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頂点へ頼もし4選手 新加入会見 '11/1/16

 J1広島に頼もしい新戦力4人が加わった。15日に広島市中区のホテルであった入団会見。「チームの目標であるタイトル獲得に貢献したい」と口々に決意表明した。

 移籍加入1人と新人3人は、いずれも引き締まった表情でひな壇に。冒頭で本谷社長は「即戦力と将来の広島を背負う選手。非常に期待している」と話した。

 手薄なDF陣には、J2京都から移籍した水本と、福岡教大の西岡が加入。織田強化部長は「水本は守備の要の役割を担ってもらう。西岡は大学界ではトップクラスの守備力」と紹介した。鮫島は将来の司令塔として、井波はゴールに絡む役割が期待される。

 ペトロビッチ監督6年目となる今季、チームは20日に始動。新戦力が加わり、タイトル奪取に向けて動きだす。(日野淳太朗)

 ▽水本、代表復帰へ意欲

 水本は日本代表への思いを明かした。「成長して代表に復帰したい」。1年以上、フル代表から遠ざかる。自身が主将を務めた2008年北京五輪代表の多くは今、アジア・カップを戦っている。「自分が入っていないのが歯がゆい」

 昨年までの2年半、プレーした京都はJ2に降格した。チーム成績だけでなく、自分自身のプレーにも納得はできなかった。その時に広島から獲得オファーが届いた。代表で一緒にプレーした西川や佐藤にも相談。昨年末に最終決断を下した。

 1対1の守備とヘディングの強さが武器。「DFらしいDF。広島には少ないタイプ」と織田強化部長。25歳でJ1通算出場168試合。「個人の能力だけで失点は減らない。DFラインで協力する」。守備の統率役として積んできた経験が、言葉に重みを持たせる。

 加入会見は新人と一緒。「ルーキーに囲まれ、僕も初心に戻った気持ち」と話す表情は引き締まる。新天地で自らの道を切り開く。(広重久美子)

【写真説明】記者会見で抱負を語る水本(左から3人目)ら新加入選手(15日午後1時44分、広島市中区のホテル、撮影・高橋 洋史)




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