マレーシア  2011年1月18日(火曜日)
プロトン車を日本で販売へ: キャロッセ、競技向け百台目標[車両]

自動車パーツ販売などを手掛けるキャロッセ(群馬県高崎市)は、日本国内におけるプロトンの正規輸入代理店として、年央にもスポーツ車「サトリアネオ」の販売を開始する。14日に幕張メッセ国際会議場で「プロトン・サトリアネオ・プロジェクト」の発表会を開催。今年は50〜100台の販売を目指す。



キャロッセの担当者は17日、NNAに対し「まずは競技用のベース車両として、特約店で競技パーツを組んで販売することを想定している」と説明。「今のところ(プロトンの日本での)知名度は高くないが、モータースポーツ競技で可能性を示し、性能をアピールできれば、一般車両としての販売も期待できる」としている。

プロトン車の投入には、競技用ベース車両となる日本メーカーのマニュアル車が減ってきている時代背景もある。発売するサトリアネオは3ドアのハッチバック車。「排気量1600cc、マニュアル車で、そのほかのスペックも高い。車両重量はやや重いが、価格を含め総合的な魅力がある」と強調。モータースポーツの入門モデルとして期待する。販売価格は150万〜160万円に設定する予定。納車は6〜7月ごろからになる見通しだ。

サトリアネオは国際自動車連盟 (FIA)の自動車レースカテゴリー「グループA」および「N」の認可を取得済み。主要パーツは「N」車両規定に沿って開発済みで、認可待ちという。

キャロッセのブランド「クスコ」を冠するクスコレーシングは今年、サトリアネオをベースとする車両でAPRC(アジア太平洋ラリー選手権)のジュニアカップと全日本ラリー選手権に参戦する。ドライバーは馬場彬氏。

■車種拡充の可能性も

キャロッセは日本でのプロトンのモデル拡充について「今はサトリアネオだが、(他のモデル投入も)検討はしている」と含みを持たせた。

同社はプロトンのアフターパーツブランド「R3」の正規輸入代理店も務める。キャロッセの既存ブランド「クスコ」「SAFETY21」に「R3」を加え、アフターパーツの製品を拡充する狙いだ。

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