18日午前10時15分、アルガラファ競技場で行われるインドとのアジアカップ組別リーグ第3戦で、韓国代表チームの先発ベスト11にはどのような変化が起きるだろうか。
国際サッカー連盟(FIFA)ランキング144位のインドは、今大会へ出場した16ヵ国のうち、最下位。豪州に0対4、バーレーンに2対5で敗れた。しかし、趙広来(チョ・グァンレ)監督は、インド戦でも主力をフル稼働させる予定だ。16日、アルワクラ競技場の補助競技場で実施したトレーニングで、前の2試合の先発メンバーらが相変わらず、主力ナンバーを付けた。
●3得点の具滋哲、FWは沈黙
インド戦のキーワードは、主力FWらが得点感覚を取り戻すことだ。同じ時間、バーレーンと第3戦を行う豪州と同率が予想される状況で、韓国が組1位でベスト8に進出するには大量得点が必要だ。8強以後に備えるためにも、得点力を高める必要がある。
前の2試合で韓国の得点(3ゴール)は、具滋哲(ク・ジャチョル=済州)だった。1人の選手だけがゴールを決める状況は、競技力としてプラスにならず、相手に威嚇的でもない。韓国は、2試合で41本のシュートのうち、12本だけがゴールポスト内側へ向かい、3ゴール決めた。8強戦で顔を合わせる可能性のあるイランは、19本のシュートのうち半分の8本がゴールポストの内側に向かい、韓国と同じく3ゴール決めた。趙広来監督は、インド戦に備えた練習でシュート練習に重きを置き、シュートがゴールポストから外れるたびに集中することを要求した。李青龍(イ・チョンリョン=ブルトン)は、「監督がペナルティーエリア内でボールをキャッチしたら、100%ゴールにつなげなければならないと強調した」と話した。
●「お前の攻撃本能を見せてくれ」
具滋哲の場合、元々守備型MFの役割を主にしていたが、今大会では後ろに下がったストライカーの位置に立ち、攻撃型へ変身した。逆に、攻撃性向を抑えた選手もいた。奇誠庸(キ・ソンヨン=セルティック)が代表的。奇誠庸は、FCソウルにいた時から攻撃性向が目立つMFだったが、今大会ではなかなか前進しない。たまに、中距離シュートを放つのが精一杯だ。
奇誠庸は、「セルティックで守備型MFの役割をしているため関係ない」と話したが、時々前へ走って行こうとしても、いきなり立ち止まり、攻撃性向を抑える姿が見えた。奇誠庸と同じラインに立つイ・ヨンレ(水原)は、「2人のうち1人が前へ進むと、残りの1人は後ろに残り、守備をするのが我々の役割だが、豪州戦では体格のよい奇誠庸が守備に集中した」とし、「インド戦では、我々皆に攻撃チャンスがもっと多いはずだ。私もシュートを試みるつもりだ」と話した。
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