2011年1月18日
国際試合いざ参戦 上宮中・高クリケット部6人 U-19日本代表に
上宮中学・高校(大阪市天王寺区)に、日本で初めて誕生したクリケット部から6人が19歳以下(U-19)日本代表に選ばれた。2月3~11日にオーストラリアで行われるU-19ワールドカップ(W杯)東アジア太平洋地区予選に出場する。
代表入りしたのは高校から伊藤龍(3年)小川翔平(3年)山本一達(2年)高田剛史(1年)福田紘之(1年)の5選手と中学から谷山誠選手(3年)。
クリケットは英国発祥の球技で野球の原型ともいわれる。海外では紳士、淑女のスポーツとして100カ国以上でさかんに行われ、競技人口はサッカーに次いで世界2位の多さを誇る。
上宮クリケット部は4年前「外国文化に触れる機会を」という卒業生の提案で、最初は正式な部活動ではなく「クリケットチーム」として始まった。しかし、本格的にクリケットに取り組んだ選手たちはたちまち日本クリケット協会からも注目され、U-19代表には2年前に5人、昨年も7人を送り込んだ。名称も昨春、晴れて「クリケット部」に昇格した。
フル代表強化選手にも選ばれている高田選手は「親類からクリケットの話を聞いてやってみたが、実際プレーしてみると、とても奥が深い。英国文化が身近に感じられる気がする」。野球から転向した伊藤選手は「体の使い方やルールなど野球とは全然別のスポーツ。新しいものに挑戦できてよかった」と話す。
山本選手は「U-19代表は国際大会で未勝利なので、まず1勝を」と意気込む。
6人を送り出す顧問の西脇圭二教諭(53)は「U-19代表のレベルは年々向上しています。今回はいい結果が期待できそう」と話している。
【写真説明】W杯予選を目前に控え練習に熱がこもる上宮のU-19代表メンバー=大阪市天王寺区の上宮中・高グラウンド
(2011年1月18日 09:01)
タグ:クリケット, 上宮中学・高校, 東アジア太平洋地区予選, U-19, W杯予選
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