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ステキ長生き:バスケ大会の主催続け 山田茂さん /埼玉

 ◇新座市野火止・山田茂さん(83)

 30年以上にわたりカップやトロフィーを提供し、東日本の中学生を対象としたバスケットボール大会「NIIZA-CUP 山田杯」を新座市バスケットボール連盟などと共催している。約100チーム(計約1800人)が参加した第33回大会を5~6日に終えたばかりだが、「来年のパンフレットのあいさつ文もできあがっているよ」と情熱は衰えない。

 バスケットボール部で活躍していた群馬大学在学中、韓国や台湾の大学生との試合に敗れ、レベルの差を実感した。そして小中学生から基礎技術を学ぶ重要性に気付いた。卒業後は群馬県の中学校教諭となり、バスケ部の顧問としても指導。引っ越しを機に新座市教育委員会勤務に転じてからは「試合の経験を積むことが子どもたちの力になる」と大会を始めた。大会は資金難で名称変更したこともあったが、現在は山田さんが毎月2万円ずつ積み立ててカップを提供している。

 健康の秘訣(ひけつ)はウオーキングマシンで毎日約10分歩くこと。米プロバスケットボールNBAのテレビ観戦も欠かさない。夢は山田杯で活躍したチームからアジア、そして世界で活躍する選手が出ること。その日まで「ぶっ倒れるまで続けるよ」と力強く笑う。【西田真季子】

毎日新聞 2011年1月18日 地方版

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