サッカーのアジアカップで、17日に決勝トーナメント進出を決めた日本代表は、一夜明けた18日、開催国カタールとの準々決勝に向け調整を始めました。
17日にサウジアラビアに大勝し、グループ首位で1次リーグを突破した日本は首都ドーハの競技場で、18日午前10時からおよそ1時間半、練習を行いました。サウジアラビア戦に出場した選手たちはボールを使わずにランニングで汗を流し、この日、27歳の誕生日を迎えたキャプテンの長谷部誠選手が笑顔を見せるなど、終始リラックスした様子でした。また左足首のねんざで欠場したミッドフィールダーの本田圭佑選手は、控えの選手のミニゲームに加わり、順調な回復ぶりをうかがわせていました。一方、21日のカタール戦では、警告の累積で出場停止のサイドバックの内田篤人選手に代わって、伊野波雅彦選手の起用が濃厚です。伊野波選手は、4年前、オリンピックのアジア予選でカタールと対戦し、試合終了間際にハンドの反則を取られてペナルティーキックを与え、逆転負けを喫しています。伊野波選手は「リベンジも兼ねてしっかり戦いたい。サイドバックはやり慣れたポジションではないが、無失点に抑えて、チャンスがあれば攻撃にも絡んでいきたい」と闘志を燃やしていました。