サイゾースタッフ
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エディター/北村千晶
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Webデザイナー/石丸雅己※
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ライター(五十音順)
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長野辰次※/平松優子※
プロデューサー/川原崎晋裕
パブリッシャー/揖斐憲
※=外部スタッフ
【アジアカップ現地レポ】ワールドカップを3,000円で買う!?
アル・ワキーフ・スークで見つけたワールドカップ・トロフィー。
アジアカップに参加中の日本代表の取材でカタールのドーハ入りしてから10日あまりが過ぎた。
その日本代表は第2戦で、シリアを相手に退場者を出しながらも2対1と勝利を収め、第3戦のサウジアラビア戦を5対0と快勝。1次リーグB組を2勝1分けの1位で突破した。
さて、大会の取材を続ける一方で、時間を見つけ、ドーハ市内にあるスーク(市場)に出掛けたら、面白いモノを見つけた。
まずは写真を見てほしいが、なんとワールドカップが! スークには多数の店が混雑しているが、そのなかのひとつに本物と見間違えるほどによくできたワールドカップ・トロフィーが売られていたのだ。
重さは約2キロ。店の主人に聞けば、砂のような材料を固めて作ったアート作品で、値段は120リアル(約3,350円)。カタールと言えば、昨年末にオイルマネーによって2022年大会のワールドカップ招致を勝ち取ったとして、「ワールドカップを金で買った」と揶揄されたが(事前の調査報告書ではイングランドが最も高い評価を得ていた)、これぞ金で買えるワールドカップではないか。それも、たったの3,000円ちょっとで。
同行したグッズコレクターのカメラマンのS氏はさっそく購入し、ご満悦。それにしても、このトロフィーを持って日本へ帰るのは至難の業とも思える。中東の治安は概ね平穏だが、テロの影響もあってか荷物検査は場合によって厳しく行なわれる。もし、そんなときにトロフィーが出てきたら......。笑って済まされるか、はたまた一大事になるかのどちらかだ。
ちなみにワールドカップ・トロフィーはよく売れるようで、当初10体近くあったが、数日後に再訪した際にはすでに1体も残っていなかった。
誰しも一度はトロフィーを掲げてみたいのだろう。それが3,350円でできれば安いものである。
(取材・文=栗原正夫)
庶民派トロフィー がんばって
なんだか切ない......。
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