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サッカー:21日カタール戦 DF伊野波「リベンジを」

 サッカー日本代表は21日、アジアカップ準々決勝でカタールと対戦する。累積警告で出場停止の内田(シャルケ)に代わり、右サイドバック(SB)で先発が見込まれるのがDF伊野波(鹿島)だ。

 17日の1次リーグB組の最終サウジアラビア戦。前半に警告を受けて次戦の出場停止が確定した内田と交代で後半から右SBに入った伊野波は、直後に右クロスでアシストを記録した。オシム監督時代の06年の代表初選出以来、4年半かけての初出場に「しっかりやっていれば何年かかろうと出番が回ってくると思った。やり続けたことが良かった」と目頭を熱くした。

 鹿島ではセンターバック(CB)だが、ボランチを含む複数ポジションをこなせる万能型。身長179センチとCBとしては小柄ながら身体能力は高く、正確なロングパスやスピードを武器とする。今大会直前、DF槙野(ケルン)が故障して以降、左SBの練習を重ね、左右の両SB長友(チェゼーナ)と内田の動きを観察。右SBでの起用も危なげなくこなした。次戦へ「自分のできることを最大限出したい。守備で崩されないこと、相手の起点をしっかりつぶすのが役割」と話す。

 アウェーでのカタール戦には特別な思いがある。07年10月、北京五輪出場を目指す22歳以下日本代表としてアジア最終予選で対戦し、1-2で逆転負けを喫した。ロスタイム、決勝点のPKを与えた痛恨のハンドを取られたのが伊野波だった。「リベンジも兼ねて、しっかりと戦いたい」と闘志を燃やしている。【江連能弘】

毎日新聞 2011年1月19日 17時36分

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