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【スポーツ】

アジア杯 本田圭 先発復帰へ

2011年1月20日 夕刊

 【ドーハ=垣見洋樹】サッカーのアジア・カップに参加している日本代表のMF本田圭佑(CSKAモスクワ)が準々決勝のカタール戦(日本時間21日午後10時25分)で先発に復帰する。相手はホスト国で、完全なアウェー。昨年のW杯でエースの座をつかんだ24歳は「雰囲気にのまれないこと。物おじせず出て行く姿勢が大事」と精神面でチームを支えようとしている。

 本田圭は1次リーグ第2戦のシリア戦で左足首をねんざ。続くサウジアラビア戦を休んで回復に努め、その後は練習に参加している。患部は「問題ない」という。

 気になるのは、調子を上げてきた相手と会場の雰囲気。「カタールはいいチームだしホーム。僕らもその雰囲気を楽しみたい」

 シリア戦は相手サポーターの大声援もあり、微妙な判定でGK川島が退場するハプニングがあった。本田圭はそんな逆風をものともせず、PKを真ん中にけり込んで勝ち越し点を挙げる強心臓ぶりを見せた。

 カタール戦のポイントは立ち上がり。相手は最初の10〜15分に押し込んでくると日本は分析。それでも「受け身になったら(日本の)良さが出ない。受け身にならず、挑んでいきたい」と本田圭。勝負を左右する序盤に全力を傾ける。 (垣見洋樹)

 

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