2011年1月20日23時45分
カタール戦の前日練習でボールを追う長谷部(左端)、本田圭(右から2人目)ら。右端はザッケローニ監督=西畑志朗撮影 |
【ドーハ=潮智史、河野正樹】サッカー・アジアカップの準々決勝で、2大会ぶり4度目の優勝を目指す日本は21日、当地でカタールと対戦する。日本は20日、試合会場となるアルガラファ競技場で練習した。日本のザッケローニ監督は同日の記者会見で「いい準備ができた。相手は開催国だが、相手どうこうではなく、自分たちのサッカーを続けたい」と意気込みを語った。
警戒すべきは、競技場の雰囲気。会場はカタール人の観客で埋め尽くされる。「スタジアムが盛り上がると、審判も興奮して笛を吹いてしまう。ゴール前で反則を取られないように気をつけないと」と長谷部は警戒すれば、ザッケローニ監督も「国際経験のあるベテラン選手は問題ないが、若手には気をつけろと伝えたい」。
一方、カタールのメツ監督は「日本はアジアでFCバルセロナのような存在。でもベストのチームが勝つとは限らない」と話した。
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アジアサッカー連盟は20日、21日にあるアジアカップ準々決勝の日本―カタールをマレーシア人のサレ主審が担当すると発表した。2004年大会準々決勝で日本がヨルダンをPK戦の末に下した試合で主審を務め、ピッチ状態の不良を理由にPK戦の途中で使うゴールを変更したことがある。